非常に珍しい質問だが、僕が自転車世界一周していたので、稀に聞かれる。
先に結論を書くと、サーリーのロングホールトラッカーを推す。
世界一周に限らず、海外自転車旅、日本一周などでもおすすめの自転車である。海外で見かけるチャリダーの半数が乗っている信頼のおける自転車。
僕はオランダでロングホールトラッカーを盗まれたが、再び買い直してアフリカ大陸へ向かった。買い直すくらい素晴らしい自転車だった。
サーリーのロングホールトラッカーのメリット
その魅力は公式ウェブサイトから引用したい。書いてあることは間違いない。
Long Haul Truckerはあらゆる面で、比較的快適に遠出ができ、大量の荷物を運搬できる設計だ。低いボトムブラケットと長いチェーンステイのおかげで、快適で安定性がある。
太めのタイヤ向けの十分に余裕のあるクリアランスを確保し (太めのタイヤは道路上の障害をものともしない)、フェンダー向けの余裕もある。
フレームのチュービングは、標準のロード用、スポーツツーリング用フレームと比較して肉厚で、直径が大きめだ。これで積荷の重量に耐えられるように予め調整している。ラックマウントからボトルケージボスに至るまであらゆる直付け小物があり、スポークホルダーがなくても大丈夫。
当社の他のフレームと同様、CroMoly スチール製。フレームを修理する必要などまずないが、もし必要な場合でもチタンやアルミの溶接でなくスチールの溶接ができる人を探す方が楽だろう。モンゴルのど真ん中でカーボンファイバーの修理が必要? それは、幸運を祈る。
完成車に関しては、技術的性能、耐久性、価格のバランスが取れるコンポーネントを選んだ。荷物をいっぱい積んだツーリングに適していて、十分に長持ちし、財布にも優しい。ラックやフェンダーなど、必要なら他にも追加しよう。
サーリーというブランドの魅力がわかる思い出
2011年8月15日に、僕はオランダで自転車を盗まれた。一生忘れない日。
どうするかをいろいろ悩んだが、いままで使っていた自転車をまた使って旅を続けたいという結論に達した。使っていた自転車はサーリー(surly)のロングホールトラッカー(long haul trucker)。
サーリーに事情を説明しスポンサーになってくれないか頼んだ。話は社長までいき、スポンサーは無理だけれど安価で提供することは出来る、と。サーリーあちい。
そんな経緯があり、新しい自転車がやってきたのが9月14日の夜。1ヵ月かかった。
一緒に盗まれた自転車に付けていたバック、空気入れ、鍵、ボトルゲージ等の自転車回りものを揃えたのが15日。新しい自転車に乗りたくてうずうずしていた僕は翌日の16日にノッティンガムを早速出発した。
乗った感想は、、、
なんとスムーズな!!!
あんまりメンテナンスしていなかったのもあるかもしれないけれど、まるで別の乗り物。異音とか全くないし、ペダルを回すことが快適すぎてびっくりした。
この2台目の自転車。一生大事にしようと思う。
自転車世界一周装備の変更点
自転車旅をしている人の最も懸念する故障がキャリアにあるのだから。今まで出会った世界を走り回っているサイクリストの半分以上が使っているのがtubusのキャリア。
今回はせっかくなのでサーリーのキャリアを使ってみることにした。まだ分からないが、こちらもかなり壊れにくそう。フロントキャリアの上部にも荷物を載せられることが素晴らしい。デザインも気に入っている。
※サーリーのキャリアはアフリカ大陸のダート路を8ヶ月走ったが故障なし
競技に出る人がよく使用するようだが、長距離サイクリングにもおすすめ。というか一日何時間も漕ぐから、ペダル回りは楽な方がいいに決まっている。トゥクリップより断然快適。
他の靴はサンダルしかもっていないけれど、旅生活において今のところ特に問題なし。街で3日以上滞在する場合は靴からビンディングの部品を外して使っている。
フレームサイズを変更したことで今まで付けていたように出来なくなったから。フレーム部分での水の積載量が多いほどキャリアへの負担が減るので、前者の方が良かったのだが、仕方ない。
まず間違いなく鍵を切られて盗まれたので、前回の強度では不足していたということ。切りにくいといわれるU字ものにしてみた。1kg近くの重量があり、これ以上頑丈なものはさらに重くなるので現実的ではない。これで切られたら、、、泣こう。
足で空気入れを抑えながらポンピング出来るものが断然使いやすいので、今回はその中で小さくて軽いやつを選んだ。スタイリッシュなデザインがカッコよく、メーターも付いておりパナレーサーのものより使い勝手は良い。
いちいちサングラスに付ける手間が億劫で使いこなすまで至らなかったのだけど、コツを掴めばかなり便利。ハンドルミラーのように荷物に視界が遮られることはないし、眼球の動きだけで後ろを確認出来る。見れくれはさておき、おすすめ。
以上が、自転車世界一周はサーリーのロングホールトラッカーしかない!という結論の理由である。
ちゃお!
自転車旅の始め方についてまとめた
自転車旅を初めてみたい!という方に、やり方をよく聞かれる。
自転車旅の始め方についてまとめたので、興味がある方は読んで欲しい。