ブタペストは久々に住みたいと思う場所だった。人生で30を超える国を巡って来て、住みたいと感じた国は多くない。訪れた国はどこも魅力があり嫌いになった国は少ないのだけれど、生活することをリアルに想像して住みたいかと問われるとなかなか難しい。やはり日本は総合的に考えると住むには良い国で、それと比較するとちょっと、、、ってなってしまう。住めば都っていうし、住んでしまえばどこでも生きていけると思うけれど、住みたいと思う国は多くはないのだ。
今までに住んだ国は日本以外だとオーストラリア。17歳のときに1年間滞在した。メルボルンという中堅都市に滞在していたのだが、思い返してみると住み心地の良い国だった。住む、という観点で国を見ると治安はかなり重要で、そこをクリアしていたのは大きい。夜出歩くことを控えた方が良い国に住みたいとは思わない。その他に僕が重視するのはマナーや騒音や衛生面だということは、アジアで気付いた。
アジアは物価が安いしご飯も美味しいし結構良さそうだと思っていた。アジア圏を半年くらい旅していて全体的に感じたのは、交通マナーが悪い、クラクションが煩い、空気が汚い、食の衛生面に不安がある、といったこと。魅力的な部分があっても減点材料が多く、住みたいとは思えなかった。
今までで住みたいと思った国は、ニュージーランド、カナダ、アルゼンチン、チリ、ハンガリー、といった国。滞在した期間が短すぎて判断出来なかったけど、トルコも良さそうだった。
ハンガリーで住むならブタペストなのだけれど、実際に住むことを想像してみるとビザの問題は切り離せない。就労ビザなどが取れるなら話は違うけれど、そこらへんの事情は詳しくないので、通常の観光ビザで滞在出来る範囲で考えてみた。
ハンガリーはシェンゲン協定に加盟している国なので、連続90日滞在可能。今回訪れたのは夏なハンガリー。冬は夕方16時くらいに日が落ちるようだし、滞在するならやっぱり夏でしょ、って考えるとハンガリーには最も日が長い6月から8月に住もう。バレエやオペラを楽しみつつワインを飲む毎日。隣国のオーストリアに行ってオーケストラを聴いたり、チェコに行ってビールを堪能する。ヨーロッパに散らばる友人の家に遊びに行くことも容易。いいねえ。
んで9月には日本へ戻る。残暑の頃にはアルプスなどの山に行く。アユ釣り師が減ってきたらカヌーで川下りを楽しむ。紅葉の季節には山も川も満喫出来る。寒くなってきたら鍋をつつきつつ友人らと飲む日々。本格的な冬になる前の11月まで滞在しよう。日本食なしに人生を過ごすことは出来ない。。
12月になったら南半球に位置する夏のニュージーランドに行ってアウトドア三昧。もしくは東南アジアのリゾートに行ってのんびり、っていうのがいいな。アジアは住みたいとは思わなかったけれど、リゾート地に3カ月ならばかなり楽しく過ごせるはず。気分次第で年越しする場所を決める。冬のカナダに行ってスキーを楽しむ優雅な日々もあり。様々な候補があり夢が膨らむ季節。
3月になったら再び日本に戻ってくるかな。日本食が恋しくなっているだろうし、春の訪れを感じたい。新年の幕開けと誕生月の4月は日本で過ごす。花見で友人とドンチャン騒ぎをし、新緑の季節を迎える。日本食を充分に堪能し、梅雨入りしたら再びハンガリーへ。いいんでないの?
こんな感じで1年を過ごしたら楽しそう。そんな妄想をしながら自転車漕いでいた。
バレエを観に行った。題目はロミオとジュリエット。日本人のバレリーナも出演していた。
一番安い約500円の席。この価格から観れるっていうのは非常に嬉しい。
ハンガリーは温泉が有名。ヨーロッパの温泉!っていう感じの造りで雰囲気ばっちりだった。
アンダンテで出会った方々には本当にお世話になった。ありがとうございます。
天気は上々。
木々が多くキャンプ地が探しやすかった。
ハンガリー最後の日はトカイワインで締めた。
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