成長を試みるより、自分に合うライフハックを探すべき

どーも。成長という言葉が嫌いな会代表の無心侍タカ(@viatortaka)です。

人が変わることは難しいという事実がある。特に他人を変えることは雲を掴むより難しく、そのあたりは30年ちょい生きてきて大いに学んだ。

家族だろうと、恋人だろうと、いくら近しい存在でも他人を変えるのは難しい。同じ努力をするならば、他人を変えようとするよりも、相手に合わせて自分を変えるほうが生産的である。他人を変えるより自分を変えろ!とはよく言ったものだ。

自分が変えていくということは成長とほぼ同義であり、絶え間ない努力が自分を魅力的にしていくことは間違いない。だが自分を変えること(成長する)ことも簡単なことではなく、それを常に自分に課すのも大変だと思うようになった。

自身の成長を前提に解決方法を探すと、成長できなかったときの責任はすべて自分に帰結して辛い。もっと優しい方法はないのだろうか?

人の意思力には上限がある

近年の研究で明らかになったことの1つは、人の意思力には限りがあるということ。意思力とは自分をコントロールして物事を成し遂げる力のことで、それは湧き出てくるものではない。ある場面で消耗すると、別のところでしわ寄せがくる。

・好きな食べ物を我慢する
・嫌いな人と会話を続ける
・気になるものを後回しにする
・遊びの誘いを断って仕事をする
・お腹がすいているのに食事をとらない

自分を変えていくには意志力を持続的に使わなくてはならない。解決方法を「自分の成長」とした場合、そこに多大なる意志力を使う。しかし意志力には限界があるのだ。己の意志力をどこに投資するのか、また生活とのバランスを鑑みてよく考えねばなるまい。

そういった点においても、すべてのトラブルを自身の成長を元に解決することにするのは無謀である。

ではどうするのか?

環境の力を使う

環境の力を利用する方が楽な場合は多い。

友人が言う。

友人
頻繁にいらいらしてしまうんだけど、直したい

いらいらしない自分へと成長する、というのは言うが易し行うは難しである。いらいらする場面に極力近寄らないようにする。いらいらする環境を分析して変えてみる、ということはもっと切実に考えた方が良い。

状況を変えてみよう。

サンプルA
頻繁に寒いと感じてしまうんだけど、直したい

寒さを感じない自分へと成長する、というのはいかに大変かは分かるはず。身体を鍛える?脂肪を蓄える?そんなことより寒さを感じるときにヒートテックやダウンジャケットを着るとか、寒い場所には行かない(暖房がある場所で過ごす)という解決方法がある。

これがいらいらしてしまう、になると途端に自分を成長させようとする。自分を変えようとする前に環境を変えようとしてみる方が生産性が高い可能性が十分にある。

環境の力は大きいのだ。

ライフハックを探す

いらいらする人が職場におり、仕事を変えるのも大変だし付き合いは必要ということもあるだろう。いらいらしない自分を作る、いらいらする人と仲良くできる自分を作る、という方法はある。しかしそれも簡単ではないだろう。

その一つ前の段階として、ライフハックを探すということはかなり有用だと思う。

LifeHack(ライフハック)は、情報処理業界を中心とした「仕事術」のことで、いかに作業を簡便かつ効率良く行うかを主眼としたテクニック群。ハッカー文化の一つなのだが一般的に使われるようになってきており、「効率良く仕事をこなし、高い生産性を上げ、人生のクオリティを高めるための工夫」である。

自分に合うライフハックというのは人生を生きていると増えていく。例えば僕の場合、友人知人が自分の期待以下の「えっ!?」と思うような行動をしたときに思い出すエピソードがある。

日本一周した大切な自転車を室内に保管していた。朝起きるとその自転車の下に水たまりがあり、壁が黄色くなっていた。酔っぱらった友人が僕の大事にしていた自転車にお○っこをかけたのだ。しかも室内!!!

これ以上にがっかりするような出来事はそうそう起こらないので、何かされてもアレに比べればまあ・・・と許す。

もう1つ例を挙げると、やる気が出ないときや気持ちが落ちているときに元気が出るライフハック。僕の場合は寿司かラーメンを食べ、漫画喫茶で満足いくまで漫画を読む。それで随分と前向きになる。

いらいらしたときの対処法となるライフハックを含め、こういった局面ではこうすれば自分の感情を調整できるというテクニックを数多く身につけておくことって大事。自分の成長に頼ることと比べると随分と楽ちん。

昔は自分の成長を必死に模索していたけれど、最近はこういった技を探したり磨いたりすることは生きやすくするコツなのだと考えている。

己を知ることは成長ではなかろうか?

己を知る、というと大層難しいことのように感じる。

しかし上記で書いたような、こういう場所に行くと自分にとってマイナスの方向にいく(例えばいらいらする)ことが多いから行かないとか、マイナスの状況(例えばいらいらした場合)ではこういう風にすれば自分をコントロールできる、というライフラックを持つことは、実は己を知ることと同義なのではないか。

さらに言えば他人から見ればライフハックを使って凌いでいると分からないので、成長したのと同じ。というかそれこそが成長なのではという逆説的な見方すらできる。

自分の理想像を掲げてそれを目指していくのは素晴らしいことだが、それが大変なときもある。そんなときには環境を変えることを試みたり、自分にとって有用なライフハックを探してみたり、手段を変えてみよう。

その方が容易な場合は多い。

良き人生を歩みましょう。

ちゃお!







古民家宿泊はじめました!

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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。