どーも。人件費を削減する会代表の経営侍タカ(@viatortaka)です。
埼玉県秩父市を巡っているときに皆野町の丸信を訪れた。ここがユニークな店で、駄菓子屋+韓国から輸入した子供服+飲食店を複合させた不思議な空間だった。
はじめは駄菓子屋から始めて「今時駄菓子屋!?」といった物珍しさから知名度を上げ、そのあとに真の狙いだったおしゃれな子供服を直輸入して販売するビジネスと連携させていったと言う。そしてバーを展開させ、最近軽食の提供も始めた。
田舎でビジネス、いや個人が商売をするときには大手と競合しないようにせねばならない。もしもそれが当たりのビジネスで、大手が大資本をもって参入してきたら敵わない。それを防ぐ方法として、真似できないビジネスモデルの構築をしたとのこと。確かに駄菓子屋に服屋に飲食店はどのように組み合わせたらうまくいくのか見えにくい。
百姓とは百の仕事を持つと言われることもあるが、まさに百姓である。
秩父の奥地で子供服が売れるんですか?と聞いてみると、東京からわざわざ買いに来たり、茨城や千葉から来るお客もいるという。直輸入による販売はそれだけ安いのだ。集客力が半端ない。
駄菓子屋の方でふと目に入ったのが射的。懐かしい心地になった。
後ろを振り向くとガチャガチャがある。そこにはコルク玉7玉200円、3玉100円と。つまりガチャガチャで射的の弾を買うのだ。
こうすることで弾の販売に関する人件費がかからない。ガチャガチャを使って人件費を減らすとは目から鱗だった。これっていろいろな応用が効く。
例えばラウンジのような場所で紅茶のTパックとお湯を用意している場合、フリーが一般的。いちいち販売する方が手間になりそうだが、30円でも取りたければガチャガチャの中にTパックを入れて30円ガチャガチャを作れば良い。
いちいちガチャガチャに入れる手間をどう見るかだけど、そこに人がいなくて良い状態を作れるという視点で見れば有用な使い方になりえる。
駄菓子屋の場合には子供がガチャガチャを回せるというのも楽しさの1つとなり、ガチャガチャを回すのが嬉しい、射的ができるのが嬉しい、と消費者にとって二度おいしいのだ。ガチャガチャを回す機会なんて多くないし、大人でも案外楽しいとも思うから、ガチャガチャをうまく使えれば大人にも楽しみを提供できるような気もする。
目のつけどころが良くてテンションが上がってしまった。丸信さんはアイディア豊富で面白い場所である。なぜかブランコとかあったりしてほんと不思議。
ガチャガチャっていくらくらいなのか調べてみたら、一万円切るものもあるのね。
ビジネスにガチャガチャを使う面白い例があれば教えてください。
ちゃお!
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