ふたつの街の物語/Between Two Citiesが協力必須の秀逸なシステムだった【ボードゲームレビュー】

どーも。アナログゲームをレビューする会代表のボードゲームマスター「タカ(@viatortaka)」です。

ふたつの街の物語のというゲームをやった。これまたいままでにない仕組みの協力ゲームだったので紹介しておこう。

回ってくるタイルを置いて4×4の街を作るゲームなのだが、面白い点は両隣の人と一緒に街を作るというところ。そこにふたつの街の物語がある。

7人まで遊べるゲームなのだが、6人だと6つのまちができあがることとなる。

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自分の両隣の人とそそれぞれ街を作る。よく考えられていると感じたのは、両隣の街を点数計算したあと、点数の低い方の街が自分の点数になること。つまり片方だけうまくいくように育てても意味がない。

例えば60点と30点のまちを作っても、自分は点数は30点。45点のまちと45点のまちを作れば自分の点数は45点となるのだ。つまるところバランスが大事。

それを両隣と相談しながらやることが肝で、”回ってきたタイルから置くタイルを2つ選ぶ”を繰り返すのだが、このタイルを左に置くと右が伸びないし、といったジレンマが生じる。

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このようなタイルを全員が一斉に選ぶ。商店はグループ毎に直線で並ぶ最大枚数により2.5.10.16点と伸びる特徴があったり、酒場は種類数によって1.4.9.17点と変わったり、住宅は向上の隣に置くと点数が伸びなかったりとさまざまな制約がつく。

両隣の人が良かれと思って引いたタイルと自分のタイルがかぶったりもする。両隣とわいわいコミュニケーションを取りながら街の点数を伸ばすためにタイルを配置していく。タイルは回っていくので、両隣より先のまちも見て流すタイルを考える必要があるし、工場は街毎に枚数を競うのでやはり広く盤面を見る必要があろう。

両隣と仲良くなることは間違いないが、遠くまで見ればさまざまなコミュニケーションが発生するシステムになっている。うまいと思った。

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僕が初回プレイ時に作った2つのまちが上の写真2枚。点数は64と60で少ない方の60点が自分の点数でトップだった。いきなり勝てると気持ち良し。

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25分程度とさくっと終わるのも良く、対応人数も1~7人と広いので持っておいて損はなかろう。ゆるーく楽しみたいときにグッド。

ふたつの街の物語 完全日本語版
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2016年12月17日

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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。