実はかなり多いクレーン死亡事故を減らすための方法を考えてみた(というか実情にびっくりするよ!)

どーも。災害被害を減らす会代表のアイディア侍タカ(@viatortaka)です。

日本の年間の交通事故死者数は知っていますか?

A. 年々減っており、2014年は4,113人となっている。(※参考

では、日本の年間の労働者死亡者数は知っていますか?

A. 2014年は1,057人である。(※参考

では、そのうちクレーン車の事故による死亡者数は何人なのでしょう?

A. 2014年のデータが見つからなかったのだけれど、2013年が56人、2012年が51人と50人前後がクレーン事故で亡くなっている。(※参考

労働者死亡者数約1000名の内、クレーン関係が50名とかなりの割合である。クレーンの事故は実はかなり多い。

クレーンの事故の原因は?

クレーンの事故の原因の多くはクレーンの転倒にあると言う。

クレーンを使うためには講習を受けなければならない。そしてクレーン操作の講習では、転倒の原理や転倒しないための方法を学ぶ。さらにはクレーンには過負荷防止装置というものがあり、つり荷の質量が定格荷重を超えたときに、ただちに作動を自動的に停止させるか、または警報を発する。

それなのになぜクレーンの転倒はなくならないのか?

1つの大きな原因は、せっかく設置してある過負荷防止装置を切るからである。クレーンの過負荷防止装置を切ってからも、クレーンが転倒するまでにはバッファがあり、まだ大丈夫だろうと過負荷防止装置を切って作業をするのだ。そしてたまに転倒する。

アホちゃうか、と思った。

実際の現場では仕事を過負荷防止装置によってクレーンがいちいち止まっていては仕事にならん、と切るのである。もう少し込み入った事情を言えば、クレーンを担う業者は受注側。発注者から「まだ大丈夫だから過負荷防止装置を切ってもうちょい頑張ってよ」と言われるとかなり断りづらい。

もっと大型のクレーンを使うのが安全なのだが、大型のクレーンを手配するほど費用がかかるので発注元はぎりぎりのサイズでコストをおさえたい。すると上記のようなことが起こるのだ。

この話を聞いたとき、過負荷防止装置を切るスイッチがあるのが問題ではないかと思った。しかもそれは運転席にあり、容易に切ることができるのだ。それ、意味あんの???

というわけで、過負荷防止装置を切るスイッチを失くせばいいよね。安全のためにつけた装置がきちんと使われるように工夫した方がいいんでない?そんなことを感じたわけでした。

ちゃお!







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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。