カンボジアの交通事情と運転マナー[自転車旅]

自転車で走っていて恐怖を感じることがある。特にそう思うのは、トラックやバスなどの大型車両がスピードを出してすれすれを通るときなどである。それは日本でもあったし、中南米のどこの国でもあること。自転車が脇を走っているのにスピードを全く減速しなかったりすると、運転が荒いと感じる。しかし、カンボジアは運転が荒いとは違った。

運転が荒い、のではなく運転マナーがなっていない。これが別次元の話だということに気づいた。首都のプノンペンでは車、バイク、自転車、トゥクトゥクが入り乱れて混雑しているが、どいつもこいつも自由な走りをしている。誰がどこからどう動くか分からないため、皆スピードが出せない。6車線もある大通りなのに時速が30km程度しか出せないのだ。

対向車線の路肩を走るバイク。対向車線に車が歩道に乗り上げて走っているときもあった。バイクを並走させて話ながら運転する2人組もいる。バイクの3、4人乗りは当たり前だし、ヘルメットを全員がつけていることはまずない。クラクションを鳴らせば万事OKみたいなノリ。事故率は一体どうなっているのだろう。

プノンペンを抜けてしばらく走ると車の量も大分減った。道はかなりきれいに舗装されており、僕が走った5号線はフラットで一直線。今度は車がスピードを出す条件が揃っている。

道幅が割と広く、車2台がすれ違っても両側に自転車やバイクが走る分くらいのスペースがあるので、すれすれを走られることはあまりない。それは嬉しいことなのだが、その広い道幅のせいか、追い越しがとにかく多い。そしてそのスピードも半端ない。バスが猛スピードでこちらに向かって来るときはびびる。

その中でたまにあるのが、バイクやトゥクトゥクを追い抜こうとしてやや内側に入っている車を、さらに追い抜こうとして対向車線のぎりぎりいっぱいまで突っ込んでくる車。これには本当に冷や汗もの。道の端っこを走っているのに正面から車が来るのだから。そんな大技繰り出すなら、対向車線をちゃんと確認しろよと言いたい。クラクション鳴らして突っ込んで来るな!

交通ルールが守られていると、移動速度が上がるし事故も減って、非常に効率が良いということを知った。カンボジアにもそんな日が来るのかな。

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道はこんな感じ。

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時折寺院が道の脇に立っている。

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プノンペンから数十キロ走り、車の数が落ち着いた。

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日本とカンボジアの友好で作られた道の駅の看板。日本のODAで作られたから舗装がきれいなのかな。

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楽しみにして500m走ると、閉まっていた、、、

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走っていると自転車やバイクが並走して話しかけてくる。危ないって、なんて思いつつ話す。写真の彼女らは病院にペニシリンを届けるとのこと。バイバイと彼女らが先に行った数時間後、後ろから追いつかれた。叔父の家が途中にあったから休んでたんだって。のんびりしてていいねえ。

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自転車の荷台に立つ幼い子。見ていて心配である。

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朝6時半頃は学生が多い。

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250km以上走って初めて速度標識を見た。時速60km制限だとしたら誰も守ってないけどね。







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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。