第2回アグリコラ世界選手権代表選考会の1日目で優勝したメイショウゲドウさん (@gedoubeam)のアグリコラ考察が面白かったので紹介、プラス僕の意見をちょろっと追記する。
アグリコラに限った話ではないが、思考のパターンとして、「構想立案」「構想検証」「微修正」「トラブル対応」というのがあると思う。5グリでトラブルといえるほどのことが起きたら(ネズミぶっ刺さりとか木の家増築とか)基本的にリカバっても勝てないので、ここはとりあえず無視する。(続く)
— メイショウゲドウ (@gedoubeam) October 21, 2013
「構想立案」はアグリコラはドラフトに当たるが、主力カードをどれにしてどういう方向性に向かうか、ということで、割りとインスピレーションの世界なので、天賦の才能か、今まで見てきたパターン(経験)に依存する所。一朝一夕に鍛えるのは難しい。(続く)
— メイショウゲドウ (@gedoubeam) October 21, 2013
「構想検証」は構想立案で目指した方向性の調整をして詳細計画を決める。主力カードをサポートする補助カードを考えたり、オーバーキルにならないよう調整したり、出す順番を検討したり。理屈を学べば割りと簡単に鍛えやすい所。ここがドラフト中に出来ると、前半の打つスピードがかなり速くなる。
— メイショウゲドウ (@gedoubeam) October 21, 2013
「微修正」は、始まってから、他人のうち手やRカードの捲れ方で行動を調整すること。構想立案、構想検証で手広く構えているほど、調整幅が大きいので調整は効きやすい。ゆっきーやトロさんは手広いので勝率が高い。ただし、構想段階で手広く構えると得点の最大値どうしても下がる。
— メイショウゲドウ (@gedoubeam) October 21, 2013
「微修正」で一番大事なのは、「その場における特定のアクションの競争率の高さ」を読むことと、読んだ上でどうするか、ということ。「高いから早めにいく」のと、「争いを諦めて別路線に逃げる」の2つがあるが、マルチゲームで「争って負けた」人は確実に勝敗ラインからは落ちる。
— メイショウゲドウ (@gedoubeam) October 21, 2013
「手広く構えて下がったMAX値」で「実力上位者に勝つ」のは、「実力上位者にトラブルが起きる」ことを期待するしかないので、現実には取りづらい。逆に実力上位者は保険料のつもりで手広く構えられる。ただし、実力上位者に対するトラブルを自分が仕掛けられる場合(初手ネズミ、毒見かご等)は別。
— メイショウゲドウ (@gedoubeam) October 21, 2013
「構想立案」「構想検証」「微修正」「トラブル対応」の4つを挙げているゲドウさんに対して、僕は「構想立案」「現場対策」の2つでまとめたい。
「構想立案」はゲドウさんの言うとおりでドラフトに当たる。僕の感覚だと圧倒的に経験の世界。アグリコラのドラフトにおいて何に対してインスピレーションと定義するか、という前提があるが、経験に含まれてしまうような気がする。出す順番を検討したり、というところも構想立案に含めても良いかな。
ゲドウさんのいう「構想検証」「微修正」「トラブル対応」にあたるものを「現場対応」という言葉に置き換えた。ゲームが始まってから他人のうち手やRカードの捲れ方で行動を調整するのはすべてひとくくり。この3つは重なる気がするのよね。
ゲドウさんは「微修正」「トラブル対応」を分けていたけれど、ゲームに含まれているカードはあらかじめ決まっており、初見のカードがめくられるわけではないゲームなので、想定を超えたトラブルと呼べるほどのものもないような。初手ピックネズミ捕りだって十分あり得るし、微修正に含めてもいいのではないかと。
・・・
何が言いたいかというと、アグリコラやりたいということ。
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