キャンプに必要なものと言えばテント。2004年に買ったsierra desings のものを使い続けている。もう7年目になり、年間数十日は使っている。機能としては可もなく不可もなくだけど、未だに壊れていないという点は信頼出来る。2万ちょいの買い物としては非常に良かった。ユーラシア大陸にもこれを引き続き持っていく。最後まで使えるといいな。
テントを使っていて感じるのは、自転車旅の場合は1人用よりは2人用以上の広いものの方が良いということ。僕の場合は、毎晩荷物を全てテントの中に入れるので、寝るスペースの他にこの空間が必要。雨などで停滞する場合にもテントが広い方がくつろいで過ごすことが出来る。
しかし旅をしている中で、テント自体が広くなくても、テントの前室が広いものも良いかもしれないと思った。
理由は2つあって、
①ガソリンバーナーを使ってテントの中で調理するのは危険なので、火を使う料理は外でやっている。雨で停滞したときに外に出て料理するのが非常にめんどくさい。コーヒーや紅茶を飲みたいときにも億劫になる。前室に十分なスペースがあればそこで料理が出来るはず。
②雨で濡れた荷物をテントの中に入れるのではなく、前室に置いておければテントの中が濡れないし、湿っぽくならない。
もしも予算に余裕があってテントを買いかえられたなら、前室が広いものにしてみたい。その構造だと重量も減る。アライテントのトレックライズに前室を広くするDXサイズのフライシートを組み合わせて使ってみたかった。今のテントが2.5kgぐらいあるので、2kgを切る重量も魅力的。
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その他の点で感じたのは、テントの設営時間が短い構造がいいということ。特に雨が降っているときは設営している間にテントが濡れていくので、早いに越したことはない。ポールを差し込む自立式の形状で、ポールを差し込む穴の一方がふさがっているテントは設営の時間が大幅に短縮出来る。僕が使っているものはフック式で、ポールをテントの四隅の角の穴にさしたら、対角線上に行って、そのポールを角の穴にささなければならない。その後にフックを一つずつかけていく。これが地味に時間がかかる。
パタゴニアの強風地域で、テントを立てるときに風で飛ばされるということがあった。フック式の場合は、先にペグを打ってテントに荷物を入れて下から順番にフックをかけることで、風の影響を受けにくい利点があるとは思った。でも日常的にかかる手間を考えると、僻地中心の旅じゃないならば、自立式の設営時間が短くなる工夫がされているものが良いと思う。
そのパタゴニアの強風でテントポールにひびが入った。日本に一時帰国した際にアウトドアショップを通じて修理に出したら、約1ヶ月かかった。そのパーツの取り換えだけなのに。このサービスのスピードはちょっといただけない。
もう一点。長いこと使っているとテントのジッパーがバカになってちゃんと閉まらなくなることがある。これはペンチでジッパーを締めてやればすぐ直る。知らずに開けたまま使っていると、寒い。
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