自転車で世界をぐるぐる巡っていた。
ヨーロッパからアフリカ大陸へ向かうことを悩んでいるとき、アフリカ大陸が漠然と怖かった。治安と病気。と同時に考えていたのが、アフリカ大陸ですら強盗や病気で死ぬことより、交通事故のほうがよっぽど可能性が高いのではないかと。
さらに言ってしまえば、アフリカ大陸の強盗や病気による死のリスクより、他の大陸での交通事故のリスクの方が高いように思った。
もしもこの仮説が正しいならば、アフリカ大陸がほかの地域より危険といえども、どの地域でも交通事故が起こりえる限りにおいて、アフリカの危険(治安と病気)もさほどではない。
むしろ交通事情が悪い国のほうが、よっぽど危ない。
タンザニア、メキシコ、ベトナム、中国など
データを取ったわけではなく、2年半世界を自転車で走った僕の感覚でしかない。ただ、ロシアで邦人男性が自動車と衝突した2012年12月のニュースに引き続き、タイでイギリス人カップルがトラックに轢かれたニュースを知り、僕の感覚もあながち間違ってないのかもしれないと感じたのだ。
A British couple on a round-the-world cycling tour have been killed in a road crash in Thailand.
Peter Root and Mary Thompson, both artists aged 34 from Guernsey in the Channel Islands, set off on a global adventure in July 2011 and had cycled through Europe, the Middle East and China.
But the couple died on Wednesday when they were run over by the driver of a pick-up truck while riding their bicycles on a road 70 miles east of Bangkok in Phanom Sarakham, Chachoengsao.
僕の何人かの友人が自転車で旅を続けている。彼らももちろん、海外で自転車を乗りうるすべての人に気をつけて欲しい。もちろん日本国内で自転車に乗る人も同様である。僕自身も、気をつけます。
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