マラウィの「ココに行ってみたい!」という場所はなかった。ただこの国を見てみたいと思ったわけがある。混沌を見たかった。言い方をかえれば、国の節目を感じたかった。
マラウィは不安定な状態にある。調べていないので聞きかじった知識になるけれど、前大統領が好き勝手やらかし、様々な問題が庶民に波及した。自分の悪口を言ったイギリスの大使(?)を追い出し、イギリスを含む国々から援助の打ち切りがあったよう。それを含めた前大統領の失策から起こった3つの大きな問題が
・マラウィクワチャの価値の下落
・ガソリン不足
・砂糖不足
これらはすべて外貨を得る手段がないことに起因しているようだ。ってことはこれまでは援助で賄っていたってことかな。そういった事情は帰国してから調べたいと思う。
そんな状況の中、大統領の交代があった。変化の兆しである。上記のような情報を知り、もしかしてマラウィの国の節目なのかもなんて思ったのだ。折角ならば、そこを旅してみたいという気持ちがむくむくと育った。
治安が悪くなっている可能性は高いので、マラウィからやってきた旅人から情報収集をしていた。数ヵ月前に各地で暴動があったようだけど、今は安定している様子。大統領交代は改善の兆候なので、暴動などが再び起こる可能性も低いだろうと踏んだ。
特にこれといった興味がないからこそ、マラウィを見るなら今しかない!と訪れたわけ。砂糖に並ぶ人々を見たり、走っている車がほとんどなかったり、魚が買占められて食べられなかったり、とまさに今のマラウィならではの出来事と遭遇した。
大統領が交代したニュースがラジオで流れたときには歓声があがったらしい。ただ、人々に新しい大統領をどう思うか聞くと、「マラウィをよくしてくれることを願っているけれど、しっかりと見ていかなければならないね。」なんていう意見が返ってきた。冷静であり、浮かれてはいない。
ラジオを持ち歩いている人、テレビを見に集まる人々。数年前からそうなのか、今の状況がそうさせているのかは分からない。それでも政治に注目している空気はびんびんと伝わってきた。
日本でマラウィを知る人は多くない。遠く離れたマラウィではこんなことが起こってますよってね。
全国のシンゴさんへ。「SINGO」っていう街がありました!

2種類のバナナ。左側のものは皮がうすく甘い。右側のものは日本でみかけるものと似ている。

豚肉を焼いている。

マラウィのシマは柔らかいものが多い。



たまねぎもトマトも小さい。無農薬+無肥料だとこうなるのだろう。

この魚はcat fish??。食べた感じはナマズのような・・・美味しくなかった。

並んでいる人々が分かるだろうか。商店のテレビを見るために集まっているのである。小さなテレビに30人くらい。

部屋の大半がベッドで埋まる小さな部屋。

日が暮れたので仕方なく泊まった。500シリング(約150円)。

ポテトは脂っぽいんだけど、美味しいのよね。朝は選択肢がこれしかない。

シマは手でちぎってこねる。とても熱い状態で出てくるけど、マラウィ人はなんてことはなく触る。僕は始めはフォークを使わないと無理。さめてきたら手で食べる。

ngala beach lodgeは一部屋100ドルを越える高級リゾート。キャンプは1500シリング(約450円)。プールなんかもあった。設備は充実なので、いいかも。Kataya lodgeはキャンプはなかった。一部屋2000円くらいだった。

ブッシュの中で一休みしているのは人に囲まれるとゆっくり出来ないから。しかし、人目につかないブッシュで休んでいてもやってくるマラウィ人。

自転車タクシーはナンバープレートがついている。

久しぶりにサンブサを売っている人に出会った。タンザニアではいっぱいいたのになあ。

中はポテト。10クワチャ(3円)。

キャンプはやっていない宿にお願いしてテントを張らせてもらった。500シリング(約150円)。

鳥を飼っている宿。

部屋は3000シリング(約900円)とのこと。ドワングワ(Dwangwa)という街。

久しぶりに自炊したった。








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