「嘘でしょ!」と言われることもあるのだが、僕は人見知りである。
初対面の人と話すのは苦手だし、知らない人がたくさんいる場所に行くのは避けている。たまになら楽しめるのだけれど。
人見知りである僕が、人間関係の構築をうまくやる方法を見つけたのは5年ほど前。
その方法を「積極的受け身」と名付けた。
自分と似たような気質の人に、積極的受け身について話したときの反応は上々。
人見知りに加え、「情報発信が好きな人」という条件付きになっているが、該当する人にはおすすめなので紹介したい。
積極的受け身とは?
積極的受け身とは、「知らない人に会いに行くことはせず、積極的に情報発信をして自分に興味を持ってもらい、興味を持ってくれた人に会うスタイル」である。
僕は2009年に自転車世界一周のブログを書き始めた。
2012年に帰国して気付いたことは、僕に興味を持って会いに来てくれる人がいるという事実。
他者が自分に興味を持って会いに来てくれるということは、相手が自分に好意を持っていることに他ならない。
人見知りをする僕であっても、好意が持ってくれている相手と話すのは非常に楽であった。
「この人と話していても面白くないな」と思われることが怖いから人見知りするのであり、自分を面白いと思ってくれている相手と話すのはハードルが低い。
それに気付いて以来、自分に興味を持ってもらう環境づくりに力を入れ始めた。
積極的受け身のテクニック
興味を持ってもらうには、どうすればよいか?
僕の場合には、ブログを書くことであった。ブログに自分の考えや体験を書き、面白いと思ってもらう。
自分に興味を持つ人が増えれば増えるほど、会うことが楽な人が増える。
ブログと書いたが、フェイスブック・ツイッター・インスタグラム・Youtubeといった様々な情報発信ツールの中から、自分に合うものを使えば良い。
2.自分に興味を持つ人が増える
3.自分に興味を持ってくれる人と会う
4.会った人が自分のことを他の人に話す
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上記の積極的受け身の正の循環に入ると、自然と自分に興味を持つ人が増えていく。
その循環には、何かしら覚えてもらえる要素があると尚良い。
僕で言うと以下のあたりであろう。
・自転車世界一周をしていた人
・愛知県新城市で宿を始めた人
・田舎でブログを書いている人
・よく分からないけど雇用されずに生きている人
・ボードゲームにはまっている人
会った人との繋がりで新たなコミュニティに飛びこんだとき、自分のことを相手が知っているときがある。
そこには多少の好意が混ざっており、まったく知らない人同士で出会うときよりは随分と楽である。
自分のことを知っている人が多いという状況を増やしていくことが、積極的受け身の本質となっている。
積極的受け身のテクニックをまとめると、
・自分の考えや体験を情報発信する
・覚えてもらえる要素を用意する
となる。
積極的受け身のメリット・デメリット
積極的受け身のメリットとして、人見知り体質でも人と会うことが楽になることが挙げられる。
さらには人の紹介を受けやすくなり、紹介による人間関係の広がりが増えていく。
インターネットとSNSが普及し、情報発信をすることや繋がりを可視化することが容易になったからこそ、一般人が積極的受け身のスタイルを取れるようになった。
メディアが限られていたインターネット以前には難しかったはずである。
逆にデメリットはあるのだろうか?
積極的受け身のデメリットは人間関係が偏ることであろう。
自分のことを好いてくれる人で構成されていく人間関係。
自分が会いたい人よりも、自分に会いたい人と繋がっていく構図。
それらが生み出す偏りを認識しておいた方が良い。
僕は稀に自分に負荷をかけて繋がりがないコミュニティに飛びこんだり、知らない人に会いに行くことをする。
違うところにくさびを打ち込み、そこから始まる繋がりを楽しむ(ときもある)。
デメリットを踏まえた上でも、自分には積極的受け身というスタイルが非常に合っている。
積極的受け身に向いている人
積極的受け身に向いている人は、人見知りであり、情報発信が好きな人、である。
後者が鍵で、SNSなどで「自分の好き」や「自分の興味関心」を発信していく先に繋がりが生まれる。
自分を知ってもらうこと、自分に興味関心を持ってもらうことの価値は、体感しないと分かりにくい。
上記の質問を受けることがあるのだけれど、
自分を知っている人の数 > 自分が知っている人の数
となることが、ブログを書いていて良かったことだ。
積極的受け身のキーポイントであり、僕の場合はブログを書いているから成り立っている。
まとめ
人見知りで人間関係を広げていくことが苦手。。。
そう思っている人の中には、積極的受け身というスタイルが向いている人がいるはず。
また、意識していなかったけど自分がやっていることを理解した!という人もいるだろう。
そのような方々の助けになればと思って書いた。
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語りましょう。
ちゃお!