当記事はボードゲームを作りたい人向けに書いています。ただし僕はボードゲームを制作して販売に至ったわけではありません。
ボードゲームを作りたいと考えており、自作してテストプレイするところまで来ました。
ボードゲームの作り方に関する情報は少ないです。参考になる人がいるかもしれないと考え、備忘録として何をしたかをまとめておきます。
ボードゲーム制作のノウハウ本の読破
ボードゲームの作り方を知りたいのでまずは体系的にまとめられている本「ボードゲーム デザイナー ガイドブック 〜ボードゲーム デザイナーを目指す人への実践的なアドバイス」を読みました。
自作したボードゲームを販売するとき、自分でゲームの完成品を作り、ボードゲームマーケットなどで販売するのかと思っていました。
出版社にアイディアを持ち込み、製品化してもらう方法が一般的ということを知っただけでも十分な収穫でした。
ボードゲーム王国ドイツの本の翻訳です。ドイツだけの話なのかと思いましたが、日本でも出版社に持ち込んで印税という形で契約することは一般的なようです。
作りたいボードゲームの枠組み
どの程度のレベルのボードゲームを作りたいか、ということから考えました。
以下のようなことです。
・どのような人に楽しんで欲しいか
・プレイ人数
・プレイ時間
・コンポーネントの量
僕の場合、ボードゲームをやったことのない友人に自作したゲームをやってもらいたいモチベーションがあります。
よってボードゲーム初心者向け、4~5人、プレイ時間は20分程度、コンポーネントは少なめで持ち運びがしやすいもの、といった枠組みを設定しました。
どこかに行くときにも紹介するために持っていきたいので、小さくて軽いものが良いです。数個は常に持ち、面白いと思ってもらえれば売る状態でいたいと考えています。
自作ボードゲームのテーマ決め
三十路になったときに田舎へ移住し、田舎暮らしをはじめました。
そのような自分自身のバックグラウンドもあり、村づくりをテーマに設定してゲームの内容を詰めていくことにしました。
村長となり、自分の村を拡大していくといった形でアイディアを出しました。
自作ボードゲームのシステム決め
相手の考えを読み合うゲームを作りたいと思いシステムを考えはじめました。
20分程度のゲームなので要素を3つ絞り、それがユニークに絡み合う形になるように工夫していきました。
重視したのは以下のポイントです。
・村づくりのわくわくするような感じ
・選択肢は少ないが、考えるポイントは多い
・待たされる時間が少ない
試作とテストプレイ
カードと資材を使うゲーム構成となりました。
テストプレイをしてもらわないと面白いかわからないので、ゲームを遊べる状態に仕上げました。
100円均一で「名刺を印刷する用の紙」と「ビーズ」を買ってきました。300円です。
カードは80枚ほどだったので、手書きで書き込みしました。約2時間。
ボードゲームに多少の嗜みがある友人にテストプレイをしてもらい感想をもらいました。
テストプレイでわかったことは以下です。
・ゲームとして面白さはある
・プレイ時間が40分ほど
・想定していなかったトラブル
当然のことですが、テストプレイは命です。
その翌日にボードゲームガチ勢にもテストプレイをしてもらい、フィードバックをもらいました。
・面白いが似たゲームがある(僕は知らなかった)
・ゲームのウリが弱い
といった意見が出ました。その他にもさまざまなアイディアをいただいたのでメモメモ。
テストプレイ会だったので、僕以外の方が自作したボードゲームをテストプレイしました。その中にはもう製品化できるレベルのものもあり衝撃でした。
重いゲームが好きな方は、おーのさんのゲームが発売されたらやった方がいいことをお伝えしておきます。フォローしておいた方がいいですよ。
今日はおーのさん @tkm_dx のテストプレイ会に参加させてもらってきたんですが、既に内容的にもコンポーネント的にも作り込みがすごく、「なんだ?? 普通のゲーム会と間違えて市販のボードゲーム持ってきちゃったのか??」と思いました。
— カレー / I was game (@dbs_curry) 2018年9月23日
上のツイートは一緒にテストプレイ会に参加したカレーさんのものです。尚、カレーさんはダンジョンオブマンダムVIIIを作ったボードゲーム作家です。
お会いしたときにはピンと来ていなかったけど、ダンジョンオブマンダムやったことあった!!!しかも何回も!!!ちゃんと反応できなくて申し訳なかったです。。。
ダンジョンオブマンダムはダンジョンに潜っていくチキンレースをやるボードゲーム。おすすめ!
ボードゲーム宿を運営しています
ボードゲームを製品化したいので応援よろしくおねがいします。
ボードゲーム宿タカハウスを愛知県新城市で運営しているので、遊びに来てください。テストプレイしてくださる方は是非。
最後におすすめのボードゲームをまとめた記事を紹介しておきます。
またボードゲーム専用ブログ「ボドゲの鬼」をはじめました。
・ボドゲの鬼
ちゃお!