スリランカの本格アーユルヴェーダ体験記10【施術10~14日目:カティバスティ】

どーも。スリランカ30万円トライアル実施者のタカ(@viatortaka)です。

当記事はヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラ(Heritance Ayurveda Maha Gedara)でアーユルヴェーダの体験をした話の10つ目である。9つ目の記事で「ヘリタンスマハゲダラの施設案内」について書いた。

スリランカの本格アーユルヴェーダ体験記9【ヘリタンスマハゲダラの施設案内】

2018年6月11日

この記事では「施術10~14日目」についてまとめる。

10日目の施術(アクシタルパナ3日目)

1.Dr’s Consultation(ドクターの問診)8:40~
4.Vaktra Abyanga(フェイスマッサージ) 9:00~
5.Pada Abyanga(足のマッサージ) 9:30~
21.Flower Bath(フラワーバス)10:30~
23.Special Therapy(首・肩・背中のマッサージ)11:00~
22.Acupuncture(鍼治療) 11:30~
24.Special Treatment(アクシタルパナ)12:30~

実は10日間滞在の予約を取っており、10日目が最終日の予定だった。

そのあとはスリランカの東海岸の方を旅する予定だったが、アーユルヴェーダを引き続き受けるかを悩み始めた。というのは、アーユルヴェーダを受け始めて9日目あたりから身体の調子が明らかに良くなってきたから。

3~6日目のシロダーラと7日目のクリーニングデイから2日経ち、身体のデトックスの効果が現れてきたのだと思う。

これは西洋医学では病気でないことを健康と言うことに対し、アーユルヴェーダでは健康が顕在化する前を4つの段階に分けていることで説明できる。

1.蓄積 病気の最初の過程は、1つまたはそれ以上のドーシャが蓄積していくことで始まる。
2.悪化 過剰なドーシャが蓄積して、正常な範囲を超えて広がり始める。
3.拡散 ドーシャが身体全体に広まっていく
4.局部化 体内に漂っているドーシャが、本来とは異なる部分に定着していく。
5.顕在化 ドーシャが局所化された箇所に身体の兆候が現れる。
6.混乱 病気が本格化する。

僕の場合、目の疲れ、肩こり、首こりなどが頭痛として顕在化したのだろう。その事前段階としてドーシャの乱れが起きている。

以下の図を見て欲しい。

(※パーフェクト・ヘルスより)

人にはもともとの体質があり、僕はヴァータピッタ体質。上の図の人物はピッタヴァータ体質。生まれ持った体質のことをプラクリティと言う。

それが乱れると例えば以下のようになる。

(※パーフェクト・ヘルスより)

上の図の黒い部分の上にある白い部分は、時間が経つにつれて蓄積されてきたバランスの乱れを表している。この白い部分はアーユルヴェーダでは「自然からの逸脱」を意味する「ヴィクリティ」と呼ぶ。

このヴィクリティが3~6日目のシロダーラや7日目のヴィレチャナ(下剤浄化療法)、そしてドーシャのバランスを取るための食事によって減ったのではないだろうか。

ピッタの乱れにはヴィレチャナが最高の方法だと考えられており、僕のヴァータとピッタの乱れには適していたはず。その効果が9日目から現れ始めたのだろう。

当初は10日間の予約ではあったが、実際に効果が出てきたので延長して受けてみようかと悩み始めたのが9日目。そして10日目に4日間の延長を決めた。

そのため施術にフラワーバスが含まれている。というのは、フラワーバスは最終日におこなうものだからである。

この日はボイラーが壊れており、フラワーバスは水風呂であった。寒すぎて2分くらいで出た。フラワーバスとは一体・・・

小麦粉にお湯を加えて捏ねた生地で目の周りをぐるっと囲むように土手を作り、そこにバターを熱して水分や糖質などを除去してハーブの煎じ液を混ぜたハーバルギーを注ぎ込むアクアタルパナも3日目なので最後。

目の調子が良くなってきていることを実感した。

11日目の施術(延長1日目)

1.Dr’s Consultation(ドクターの問診)9:30~
22.Acupuncture(鍼治療) 10:00~
24.Special Treatment(フェイスパック)10:30~
10.Neck & Shoulder(首と肩のマッサージ) 11:00~
5.Pada Abyanga(足のマッサージ)11:30~
14.Druda Sharira Mardana(全身マッサージ)12:00~
20.Steam Bath(スチームサウナ)12:45~

延長1日目。

延長をするか決めるとき、延長したらどの施術が受けられるのか交渉した。その際に首と肩のマッサージと首と肩と背中のスペシャルトリートメントを受けたいと希望を出した。

首と肩と背中のスペシャルトリートメントは2日連続では受けられないということで、首を肩のマッサージを入れてくれた。スチームサウナも好きなので嬉しい。

またアクパンクチュア(鍼治療)にも実はネック&ショルダーがあるということで追加。下の写真は鍼用の黄色の紙で、そこに追記された。初めからやってくれれば良かったのに・・・

ただし首と肩の鍼は座って受けなければならないので、アイパックと同時にはできないし、うとうとしづらい。アイパックのときにフェイスパックもしてもらった。

12日目の施術(カティバスティ1日目)

1.Dr’s Consultation(ドクターの問診)9:40~
24.Special Treatment(カティバスティkativasthi)9:40~
23.Special Therapy(首・肩・背中のマッサージ)10:30~
5.Pada Abyanga(足のマッサージ)11:00~
17.Pinda Sweda(ミルクライス施術)11:30~
19.Herbal Bath(ハーブのお風呂) 12:00~
22.Acupuncture(鍼治療) 12:30~

初めての施術であるカティバスティとは、腰のトリートメント。水と小麦粉を練ってドーナツ状にまとめたものを腰につけ、そこに温めたハーブオイルを注ぐ。

じんわりと熱が腰に伝わっていき、コリや痛みが遠のく腰痛に聞く施術。3日間おこなう。

13日目の施術(カティバスティ2日目)

1.Dr’s Consultation(ドクターの問診)9:40~
24.Special Treatment(カティバスティkativasthi)9:40~
3.Shiro Abyanga(頭のマッサージ)10:30~
7.Murudu Sharira Abyanga(セラピスト2人による全身マッサージ) 11:00~
20.Steam Bath(スチームサウナ)11:30~
22.Acupuncture(鍼治療) 12:30~

カティバスティは午後の予定だったが、午前中に変更してくれてありがたい。効果のほどは正直なところよく分からない。

あまり好きではない頭のマッサージが入っていた。延長の交渉のときに伝えておけばよかった。体験談2の医師との問診のコツで書いた事実。

気になることや要望を伝えるほど施術内容が充実する!

14日目の施術(カティバスティ3日目)

4.Vaktra Abyanga(フェイスマッサージ)9:00~
7.Murudu Sharira Abyanga(セラピスト2人による全身マッサージ)9:30~
19.Herbal Bath(ハーブのお風呂)10:00~
23.Special Therapy(首・肩・背中のマッサージ)10:30~
22.Acupuncture(鍼治療) 11:30~
1.Dr’s Consultation(チーフドクターの問診)12:00~
24.Special Treatment(カティバスティkativasthi)15:00~

14日目、施術最終日である。

今まで経験した施術を最後だと思って噛みしめながら受けた。お世話になったセラピストと写真を撮ったり。

チーフドクターとの面談があり、今後の食事についての指南があった。

薬の購入もできるが、「あなたは健康だから薬はいらないと思う。」と言われる。

ドーシャが多少乱れていただけなので、寝る前にパソコンやスマホやテレビなどの目を使う作業をしないこと。寝る前に頭を使わないこと。温かい飲み物を口にすること。可能ならばヨガと瞑想をすること。などを提案された。

脈が強くエネルギーに溢れているから、よく食べて、よく排泄してくださいと。

こうして14日間、2週間に渡るアーユルヴェーダ体験が幕を閉じた。

ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラでは男女比が2:8くらいで男性が少なかったので、貴重な男性の体験談として残しておく。

次に行く人の参考になれば幸いである。

ちゃお!

アーユルヴェーダ体験記の続きとまとめ

次の体験記は11の「1日の過ごし方・周辺観光地」になります。良かったらご覧ください。

スリランカの本格アーユルヴェーダ体験記11【1日の過ごし方・周辺観光地】

2018年6月12日

アーユルヴェーダ体験記は全部で12まであります。どの記事にどのようなことが書いてあるのかまとめたものが下の関連記事になります。

スリランカのアーユルヴェーダ体験を超丁寧にまとめてみた!

2018年6月13日







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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。