ヤーラ国立公園のサファリで詐欺師にぼったくられた話【スリランカ観光ブログ】

どーも。スリランカ30万円トライアル実施者のタカ(@viatortaka)です。

やられました。

ぼったくりにあったのは2006年のインド以来で、2009年から2012年は自転車で世界一周していたし、海外旅経験は豊富なほうだけれどまさかやられるとは!!!

ほんと騙された自分に腹がたつのだけれど、詐欺師の言葉を信じてしまった理由と手口についてまとめておく。次の被害者が出ないためにね。

伝えたい結論を先に書いておくと、

海外で話しかけて来た人は全員疑え!

という当たり前の鉄則である。

ここでそっとこの記事を閉じてもらっても良いし、せっかくだから騙された話を聞いてやろうという方は大歓迎。

ヤーラ国立公園のサファリツアーをこれから自力で探そうと考えている人にはぜひ読んでほしい。

ヤーラ国立公園サファリの料金相場

ヤーラ国立公園のツアーを組むのは最寄りのまちテッサマハーラーマが多い。そこでのツアーの時間帯は大きく3つに分かれる。

1. 4時半~9時半
2. 4時半~12時
3. 4時半~18時

朝方は動物を発見する可能性が高いため、早朝にテッサマハーラーマを出発し、オープンと同時にサファリカーがなだれ込む。

テッサマハーラーマの出発時間が早朝4時半~5時なのは動物を見るため。

ツアーの時間は3つに分かれているが、2の半日ツアーがもっとも多い。僕のおすすめも2である。サファリカーに丸一日揺られる3は長すぎて疲れるだろう。

2の半日ツアーの値段は4,000ルピー(2,800円)~5,000ルピー(3,500円)が相場。これを覚えておいてほしい。

ぼったくられるというのは、相場がわからないときに発生するのだ。ちなみに僕は15,000ルピーを支払った。泣ける。

ただ、ネットで調べても意外に料金相場がわからない。だからこそ騙された恥を凌いでブログに書くことにした。ちなみに2018年の地球の歩き方スリランカ346ページにはUS60ドル(6,600円)が目安と書いてあるが、相場はその半額程度である。

エッラからウェッラワーヤを経由してテッサマハーラーマへ

なぜ騙されたのか?

それにはいくつかの功名な罠が潜んでいた。かの有名な孔明の罠とはまさにこれらのことだったのか!と疑いたくなるのだが、偶然が仕組んだ産物である。

ヤーラ国立公園へのツアーの拠点であるテッサマハーラーマにはエッラから向かった。

エッラから間のまちウェッラワーヤへまず行き、そこでテッサマハーラーマへのバスを探していた。その時刻は9時。話しかけてきたトゥクトゥクの男が13時30分までテッサマハーラーマ行きのバスはないと言う。

複数のトゥクトゥク乗りと話をして値切ると、2,000ルピー(1,400円)でテッサマハーラーマまでトゥクトゥクで行けることが分かった。ただバスだとおそらく100円程度だし、交渉して時間が幾分か経過したのでバスを待つことに。

その交渉のあいだに

「ヤーラ国立公園は入場料だけで35USドル、そこにツアー料金がプラスされて非常に高い。ウェッラワーヤでも動物がいっぱい観れるから、ウェッラワーヤで1泊していけ。」

といった話が出た。

ウェッラワーヤで1泊する気はないので移動するのだが、ヤーラ国立公園は入場料だけで35USドルと、ヤーラ国立公園のツアーが高額という情報が頭にインプットされた。

トゥクトゥク乗りがあまりにしつこいので、テッサマハーラーマ行きのバスが来るというところに移動。

スリランカのバスターミナルではバスの料金徴収係が「どこへ行くんだ?」と積極的に聞いてくる。それは客をゲットするためで、たまたま来たバスにテッサマハーラーマ行きたいと伝えたら、乗れ!と言われるではないか。

えっ、13時半が次のバスじゃないの???

トゥクトゥク乗りたちの嘘だった。自分を使ってほしいからバスが来ないと嘘をついたのだ。嘘だらけのポジショントーク・・・

ウェッラワーヤで乗り換える方は注意。ここで覚えておきたいことは

バスの時刻はトゥクトゥク乗りではなくバスの料金徴収係に聞くこと

詐欺師との出会いからお金を払うまで

ウェッラワーヤのトゥクトゥク乗りたちの嘘のせいで疲れが溜まり、テッサマハーラーマに到着。ここでの罠は詐欺師と同じバスにたまたま乗っていたことである。

通常トゥクトゥクの勧誘やツアーやホテルの勧誘はバスを降りてから始まる。しかし今回は真に偶然に高額ツアーを生業にしている男と同じバスに乗っていた。

バスの中で話しかけられたあと、バスを降りたときに聞かれた。

詐欺師
どこのホテルに泊まるんだ?
taka
La safari inn を予約しているよ
詐欺師
La safariは兄が経営しているホテルだ。そしてHotel birds viewという叔父が経営しているホテルもある。ちょうど今から行くけど一緒に行くか?

このときはまったく疑っていないのでトゥクトゥクに乗せてもらった。Hotel birds viewのほうに先に着き、このホテルもLa safariと同じ値段(US6ドル)だと説明される。

どっちに泊まってもらってもいいけど、湖が近いからこっちがおすすめ!と言われるがままにHotel birds viewに宿泊先を変えた。

詐欺師
La safariにbooking.comから予約したならキャンセルしてくれないか?そうすると手数料が取られなくて済む

と言われ、トゥクトゥクを無料で乗せてもらったし、キャンセル手続きをした。この一連の流れはかなり上手だったと振り返っても思う。

そこからサファリツアーの話になり、15,000ルピー(10,500円)という話でまとまった。このあたりのやり取りを書き出すと細かすぎるが、信じるに至ったポイントが1つある。

先ほど書いたウェッラワーヤのトゥクトゥク乗りのポジショントークからの発言→「ヤーラ国立公園は入場料だけで35USドルと、ヤーラ国立公園のツアーが高額」という情報が頭にインプットされていたこと。

この詐欺師もヤーラ国立公園は入場料が35USドルと言っており、おそらくたまたまだが一致した。そしてツアーが高額というまやかしの情報にも惑わされ、疑いつつもそんなものなのかと払ってしまった。

そのあとにバスで出会ったカナダ人と一緒にご飯を食べていたら彼らが5,000ルピーでツアーに申し込んだと聞き、これはやられたか?と気づくのである。

電話をかけて詐欺師をホテルに呼び出して確認したこと。

詐欺師
他に乗るのは日本人2人とドイツ人1人で計4人
詐欺師
他に乗る3人は17,000ルピー払っているから明日聞いてみるといい。ただし15,000ルピーしか払っていないことは他言するな。
詐欺師
もしも他の人が15,000ルピー以下しか払っていないようだったら、明日また話し合おう。俺を信じろ。
詐欺師
俺が本当に騙しているのなら、わざわざ夜にホテルに説明しに来ていない。
詐欺師
また明日よろしく!!!

このときに、もしも明日来なかったら、youの顔写真をインターネットで公開するからね!と許可を取った。正々堂々と詐欺師の顔写真を公開できる理由である。くそう。

すべてが分かったサファリ当日

朝4時半にツアーのお迎えが来た。お金を払ってツアーに行けない、というのが最悪のパターンだったので、それは回避。

しかしツアーガイドが彼ではない。そして日本人2人とドイツ人1人ではなく、ドイツ人3人とオランダ人1人と中国人1人の計6人であった。

サファリの途中でほかの参加者に支払った額を聞くと、ドイツ人3人と中国人が7,000ルピー、オランダ人が6,000ルピーであった。あー、15,000ルピー。。。

完全にカモられたことが発覚。ガイドに来るって言っていたのに来なかったこと、参加者の構成が違ったこと、で分かっていたけどね。

そして一応詐欺師の携帯に電話してみるが、当然つながらない。そりゃそうだよね。。。

せっかくだし何が嘘で何が本当だったのかを確かめるべく調べた。全部が全部うそで塗り固められていた。

・サファリの入場料は20USドル
・サファリの相場は4,000ルピー/1人+4,000ルピー/車
・La safari innとHotel birds viewはまったく関係ない(La safari innに電話した)
・Hotel birds viewはキックバックをもらっている(おそらく)

「予約をキャンセルしてくれないか」の流れは上手だった。それを入れておかないと、キャンセル料がかかったり、ホテルからの電話で、サファリ当日までに嘘が確定するからね。

詐欺師の熟練度が高い。

反省ポイントと覚えておいて欲しい詐欺師の顔

いくつかの偶然が重なって疑うことが遅れ、騙されるに至った。かつて2年半旅していて1度も騙されていないのに、このタイミングで騙されるというのは、偶然+油断。

旅の基本事項である

海外で話しかけて来た人は全員疑え!

を改めて徹底しなければならないと肝に銘じた。

あとヤーラ国立公園に行く人はこの顔に注意。前が詐欺師で、後ろは詐欺師の片棒を担いでいる。

Hotel birds viewもグルなので泊まらないように。

La safari innから予約時に注意勧告のメールが来ていた!

電話したときにメールは見なかった?と言われた。詐欺師に注意のメールが送られていたのだ。

なんという行き届いた配慮。キャンセルしてごめんなさい。

La safari inn

以下メール内容

thank you for your booking.

We want to inform you that our competitons try to deceive and woo away our guests.Some Tourists told us that there stoled there pocktes etc.
They waiting on the bustation and town for tourists and show them our card.
Than the bring them to another hotel this hotel will make a more expensive safari which they dont make in the nationalpark but outside the park.
To avoid that we inform our guest about this problem.
So if someone talk to you dont trust them.Mostly the Tuk Tuk Drivers are involed.

also some tourist inform us that they made a deposit please dont do that! arrive at your hotel and inform yourself about safaris first.

we pick you up from tissa busstaion and pandagamurjensen for free.

just give us a call bevor you arrive your contact person called neel.

number: 94472237552/ 94717115117/ 94475638552

we also offer safaris if you intressed in that have look at our booking.com and tripadviour we got the parkpermisson for our safris.
we got a cheap pick up service if you intressed contact us.

you get a 10% discount if you book your safari with us.

thank you

ヤーラ国立公園でスリランカヒョウ(レオパルド)を見れる確率

今回のサファリのガイドは20年のベテランさんだった。

半日ツアーでヒョウを見ることができる確率は6割程度とのこと。僕の目当てはヒョウだったので、見れてよかった!

あとはナマケグマ、リクオオトカゲ、ホシガメ、センザンコウらに会いたかったが会えず。

正直、サファリだったらアフリカの方がおすすめ。

当記事にたどり着いた人ならばきっといつかアフリカにも行くと思うので紹介!

タンザニアでいわゆるサファリカーのサファリ、ケニアで自転車のサファリ、ボツワナでクルージングサファリ、そして最後にウォーキングサファリをやったことがある。

特にウォーキングサファリがやばい・・・

タンザニアのサファリ現地ツアーの価格(2泊3日)

2012年4月20日

ライオンの狩り動画[タンザニアのサファリ]

2012年4月21日

ナイバシャ湖畔のキャンプ場とヘルズゲートの自転車サファリ[ケニア]

2012年5月5日

チョベ国立公園のサファリ現地ツアーのコスパは異常:価格と動物情報[ボツワナ]

2012年6月30日

オカバンゴ湿原の命がけのウォーキングサファリツアー[ボツワナ]

2012年8月2日

最後に言いたいこと

ヤーラ国立公園、そしてスリランカで今後だまされる人が1人でも減ったらいいなと思って書きました。

恥を忍んで書いたので、役に立ったという方はSNSで拡散したり、コメントを書いたり、amazon欲しいものリストから何かプレゼントしてもらえると非常に喜びます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

ちゃお!

1ヵ月スリランカ旅の全情報を知りたい方へ

2018年5月~6月のあいだでスリランカを1ヶ月旅行した。その旅の全容を紹介したまとめ記事なので、スリランカに旅行しに行こうとしている人や、旅をしていておすすめの安宿やレストランが知りたい方はご覧ください。

スリランカでの1ヶ月旅行のすべてをまとめてみた【観光ルート・安宿・アーユルヴェーダ】

2018年6月22日







古民家宿泊はじめました!

古民家タカハウスで宿泊事業をはじめました。良かったら遊びに来てください。語りましょう。ボードゲームやりましょう!


2 件のコメント

  • 今スリランカにいて、この人に全く同じ事をされました。この記事を読んでいたのでホテルに連れて行かれ名前に見覚えがあったので途中で気付いてツアーには参加しませんでしたが、私は30000ルピーと言われました。
    この記事のお陰です。ありがとうございます!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。