シーギリアロックとおすすめホテル【スリランカ観光ブログ】

どーも。スリランカ30万円トライアル実施者のタカ(@viatortaka)です。

ダンブッラを観光したのち、シーギリアへバスで向かうためバスターミナルへ。

バスターミナルには床屋があり、値段を聞いてみると250ルピー(175円)だった。そこいらでよく見る普通のはさみを使っており、「ジャパンでもはさみを使って髪を切るのか?」と聞かれたのでイエスと答えておいた。

散髪料金250ルピーはダンブッラで最安だというので、バスターミナルにあったもう一軒の床屋へ行くと500ルピーだった。技術やサービスがどう違うのか気になって少し見ていたが、シーギリア行きのバスが来たので乗り込んだ。

30分ほどでシーギリアへたどり着き、予約していた宿へ。

シーギリアで泊まった宿はkashyapa kingdom view home(カシャパキングダムビューホーム)。シーギリアロックが見えるこの宿については当記事で後述する。

翌朝、シーギリアロックへ向かった。昨晩は雨だったが、朝は良い天気。5月のシーギリアの天気は朝方は晴れ、夕刻から崩れるというパターンが2日続いた。

スリランカ人が語ったシーギリアロックの歴史

どーん!とそびえ立つ岩。

自然が成した驚くべき所業。岩山が突然あらわれるとかおかしいでしょ。。。

スリランカ旅行中に「シーギリアロックに行ったか?」と聞いてくるスリランカ人は多く、スリランカ人にとってもシンボルのようなもので、日本人にとっての富士山に近い感覚だろうか。

シーギリアについて勉強したか尋ねてきたスリランカ人がおり、Noと答えたらシーギリアの歴史について語り始めた。

シーギリアは5世紀の後半にカーシャパ王が統治していた。その期間はわずか11年であり、標高180mのシーギリアの岩山の上には14年かけて宮殿を建設した。

カーシャパ王は腹違いの弟が王族の血筋の女性であり、カーシャパの母親が平民の血筋の女性だったことから、弟に王位継承権を奪われることを恐れて実父を監禁した。

カーシャパは父に財産を要求するが、父から財産は貯水池だけだと言われて怒り、父を殺害。

一方弟はインドに亡命し、ふたたびインドから戦いを挑んだ。それがカーシャパが11年間シーギリアを統治したときであり、敗れたカーシャパは自ら命を絶った。

狂気の王ともいわれるカーシャパのことをスリランカ人は歴史で習うようだ。

シーギリアロックに登る服装や時間帯など

シーギリアロックには朝方から行くことをおすすめする。

日が昇るにつれて気温があがり暑くなってくることはもちろん、道が混みあう。

服は動きやすい服、急な階段が多くハードなので、サンダルより靴のほうが良い。

入場券はUS30ドル。ルピーで払うことも可能。

シーギリア博物館でチケットを購入することになるのだが、博物館の入場も込みである。博物館に戻ってくる必要がないため、博物館に行きたい人はチケット購入時に行ってしまうとスムーズ。

ちなみに博物館は日本のJICAの援助を受けて建てられた。

シーギリアロックに登る

まちあるきは好きなので、宿から歩いてチケット売り場まで行った。1時間弱かかったので、トゥクトゥクを使っても良い距離だと思う。

チケット売り場までの道中でシーギリアの城壁の外側を回ることになるのだが、この堀にはワニなどが住んでいたらしい。ワニで防衛するとは・・・

チケットを購入して庭園に入っていくと、シーギリアロックを正面にしてまっすぐの道が走っている。その左右に王の沐浴場などがある。

帰りは違うルートも選べるので、そちらへ行きたい人は戻ってこない前提で見ていくとよい。

庭を抜けると登りが始まる。その傾斜はなかなか急である。

岩沿いに整備された道を進んでいくとシーギリアレディのフレスコ画を通過する。写真撮影は現在は禁止されているが、ほんの数年前はOKだったようだ。

シギリヤ・レディに詳しいブログ記事

螺旋階段を登ると、シギリヤ・レディが描かれた壁に出ます。かっては500人の美女が描かれていたといいますが、現在見ることができるのは18人(23人との説もあるようですが)、保存状態の良いのはその中の数体です。彼女達はカーシャパ王の後宮の女性達とも天女とも言われています。

上記のブログ記事にはたくさんのシーギリアレディの写真がある。良かったら見てみて欲しい。ここでは1枚だけ引用させてもらおう。

壁画は3層になっており、もみがらや有機繊維を混ぜたターマイトン土(粘土)で塗り固め、その上に石灰と砂を混ぜた粘土で中塗り。最後にはちみつの混じった石灰で上塗り。

美女たちの姿は野菜・花・葉・木の汁などと材料にした顔料で描かれた。

裸の女性が上流階級で、服を着ている女性が侍女だそうな。

その先にミラーウォールと読まれるフレスコ画が映る壁がある。上の写真の左の壁。

今はフレスコ画が風化してしまったので、映る様子を見ることはできない。

さらに進んでいくとライオンの爪の形をした宮殿の入り口がある。昔は足と頭部もあったのではないかと考えられており、それを想像すると迫力がある。

シーギリアの由来は「ライオンののど」からきており、宮殿の入り口がライオンののどに飲み込まれるような感じになっていたと思われている。

シンハラ語でライオンはシンハ、のどはギリヤ。ライオンののどでシンハギリヤとなり、これがシーギリヤに変化した。

岩山の近くに大きなハチの巣があるので注意。

かつての宮殿の中へ

ライオンの入り口から階段を上っていくと王宮跡にたどりつく。頂上の面積は1.6haで、王宮、兵舎、住居、ダンスステージなどがあったようだ。

眺望がよく、多くの人がジャンプして写真を撮っていた。

プールまで建造されており、その労力を想像すると恐ろしい。

カンボジアのアンコールワットを見たときも思ったけど、権力があり、奴隷のような労働者がいないとこんなもの作れないよね。歴史を感じる。

帰りはコブラの岩がある行きとは違う道をチョイスした。

大満足のシーギリアロックだった

シーギリアおすすめの格安宿

kashyapa kingdom view home(カシャパキングダムビューホーム)に泊まった。

この宿はUS7ドル、wifi、温水シャワー付き。ただ部屋の清潔感はそこそこだし、温水シャワーの出もよくないしと価格相応の設備。

ただし庭から見えるシーギリアロックが素晴らしく、そこでのパソコン作業が最高だったのでおすすめしたい。

庭にコンクリを流し込んで作っている作業を見ていた。僕もタカハウスというゲストハウスを愛知県で運営しており、土嚢を積み上げた家などを作っているので親近感がわいた。

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2017年4月28日

タカハウス

kashyapa kingdom view home(カシャパキングダムビューホーム)

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ちゃお!

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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。