どーも。最新のトレンドに敏感になりたい会代表の流行りもの大好き侍タカ(@viatortaka)です。
自分の年齢が30歳を超え、段々と若者たち、特に18歳以下の世代の感覚と乖離しつつある。幸いにして家庭教師やプログラミング講座のサポート、新城市若者議会などで中学生や高校生とかかわる機会があり、アンダー18の子らと話をすることは多い。
その中で知った「歌ってみた」というムービーの文化、そしてそれに伴って有名になっている「歌い手」についてまとめたい。
なりたい職業ランキング3位Youtuberの次に来る職業は?
2017年にソニー生命保険株式会社が「中高生が思い描く将来についての意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名(中学生200名、高校生800名)の有効サンプルの集計結果を公開している。
中学生についてみると、男子中学生では、1位「ITエンジニア・プログラマー」(24.0%)、2位「ゲームクリエイター」(20.0%)、3位「YouTuberなどの動画投稿者」(17.0%)となっており、3位にYoutuberという言葉が出てきたことが話題になった。
このニュースを知ったときにYoutuberについて中学3年生の女の子に聞いてみたところ、余暇のほとんどで好きなYoutuberの動画を見ていると言っており驚いた。それだけ多くの時間を割いているからこそ、なりたい職業にランクインするようになったのだろう。
僕の世代(30歳代前半)だとYoutuberの動画を普段みている人は少ない。よってYoutuberの影響力というものがよくわかっていなかったのだが、中学生や高校生に話を聞くと有名どころのYoutuberの名前は挙がってくるあたりでも世代間ギャップを感じた。
中高生に大人気のYoutuberであるが、最近はYoutuberではなく「歌ってみた動画」の方を見るという話がある。
歌ってみた動画とは?歌い手とは?
歌ってみた動画とはその名の通り「自らの歌声を動画に収めて投稿したもの」である。
それには様々な形式があり、カラオケ音源に歌声をのせる、もともとボーカルトラックのない楽曲に歌をつける、伴奏まで自分で用意する、完全オリジナルソングを用意するなど多様化している。
ニコニコ動画のカテゴリーの一つになっており、この「歌ってみた」カテゴリで歌ってみた動画を投稿している人は「歌い手」と呼ばれる。中学生に人気の歌い手は有名どころの歌い手となっており、それらの動画は当記事の後半で紹介する。
その動画を見てもらうと分かるけれど、イラストが挿入されている。それは絵師と呼ばれる絵を描く方々が協力しており、巻き込み型で動画が完成していく。
また有名な歌い手がコラボして歌っていることも多く、歌ってみたの中で関係者同士の世界があり、それをファンも追いかけており、そのあたりが面白いようだ。
歌ってみたの文化が盛り上がってきており、それが若年層に受けている。歌い手は20歳代の人が多く、リスナーはその世代やそれより下の中高生が多いと推察される。
中学生に歌い手はどのくらい普及しているのか?
僕が聞いた中学1年生女子の話。
それは大丈夫なのか???隣ではその話を聞いていた中学3年生女子もうなずいていた。
男子はYoutuberの動画のほうをよく見ているが、女子は歌ってみた動画のほうを圧倒的によく見ている。そしてカラオケでもこれらの曲は登録はされており、カラオケに行けば当然歌う。その中学生の女の子はいつも片耳にイヤホンをしており、常に歌ってみた音楽を聞いている。
ではなぜ歌ってみたの音楽を聞き始めることになったのか?そのきっかけはお姉ちゃんで、彼女が小学校4年生のときに中学校1年生の姉がボカロ曲やハニワの曲を聞いており、それがきっかけで歌ってみたの世界にはまった。
つまり小学生のときから聞き始めてすでに3年目となっているのだ。
ボカロ曲、ハニワとは?
彼女が歌ってみたの世界にどはまりするきっかけとなった、お姉ちゃんが聞いていたボカロ曲やハニワの曲とはなんなのだろうか?
ボカロ曲とはボーカロイド(VOCALOID)の略となっており。実はボーカロイドという言葉も、ボーカルアンドロイドの略である。
ボーカロイドはヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称で、メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。
VOCALOID2を採用した「初音ミク」が発売された2007年以降、ネット上を中心にVOCALOIDをメインボーカルに起用した楽曲が数多く発表されるようになり、そうした中の人気楽曲からメジャーレーベルから発売されるものも現れた。
そしてハニワ(HoneyWorks)とは、動画投稿サイト「ニコニコ動画」上で活動するクリエイターユニット。
ボカロもハニワも歌い手も重なっているのだが、歌ってみたの文化には外せないワードで、それらが一体となって歌ってみたの文化を形成している。
米津玄師(ハチ)というメジャーデビューした歌い手がいるのだが、彼はボカロ曲も世に出しているし、自分の声での歌ってみた動画も世にだしている。そこからメジャーデビューしたのだ。
そのあたりについて書いてある記事は以下に紹介する。
・米津玄師(ハチ)がメジャーデビューで顔出し!ボカロも歌ってみたも神。
歌ってみたの魅力とは?歌い手になりたいか?
歌ってみた動画の魅力は何なのか?
好みの歌い手を見つけたら、どの曲も好きになれるという点が良いらしい。歌詞にもかなり共感しているような気がしたので、やはり若年層の感覚にフィットしたものが生み出されているのではなかろうか。
ちなみに歌い手にはなりたい?と聞いたところ、なりたいという答え。むしろ最近youtubeにはじめての作品をアップロードしたとのこと。このように歌い手が生まれるんだなあ・・・
では中学生女子に人気の歌い手ランキングと彼女らのおすすめ曲を発表しよう。
人気歌い手1位 まふまふのおすすめ歌ってみた動画
ゴーストルール/まふまふ【歌ってみた】
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【はしやん&96猫】威風堂々を歌ってみた verちっちゃい’s
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そらる-拝啓ドッペルゲンガー 【歌ってみた】
そらる-アイネクライネ-Acoustic Arrange-【歌ってみた】
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【MV】 新春もちべーしょん / 天月Eve96猫少年T夏代孝明
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lllトゥルティンアンテナlll/莉犬 【歌ってみた】
人気歌い手6位 あほの坂田のおすすめ歌ってみた動画
ノンファンタジー/あほの坂田×うらたぬき
ないものねだり / KANA-BOON (cover) 【天月&あほの坂田】 オリジナルPV
人気歌い手特別枠 浦島坂田船(すごい人らが集まったユニット)のおすすめ歌ってみた動画
【オリジナル楽曲】恋色花火【浦島坂田船】
【オリジナル楽曲】Snow melody【浦島坂田船】
人気歌い手特別枠 米津玄師のおすすめ歌ってみた動画
米津玄師 MV「ピースサイン」Kenshi Yonezu / Peace Sign
ハチ MV「ドーナツホール」HACHI / DONUT HOLE
ハチ MV「マトリョシカ」HACHI / MATORYOSHKA
まとめ
僕も意識して若者の感性に歩み寄っていく歳になったよね。
ちゃお!