どーも。広島旅行を満喫する会代表のブログ侍タカ(@viatortaka)です。
瀬戸内海にウサギがめちゃくちゃいる島がある。周囲約4キロの小さな島にいるウサギの数は約700匹。それ故にうさぎ島とも呼ばれているのが、正式名称は広島県大久野島。
島には一般の住民はおらず宿泊施設が1つあるだけ。毎年ウサギ目当ての観光客が年間約100,000人ほど来島しており、宿は常に満室に近いと言う。
その島の歴史をさかのぼると、戦争中は陸軍の兵器工場が立ち並んでいた。毒ガスを製造したと言う過去があり、毒ガス実験に使用されていた動物はウサギ。となるとそのウサギが現在島にいるウサギと関係するのかと思うが、実は全く関係がない。
そういった歴史背景も踏まえ、うさぎ島に行ってみることにした。当記事ではそのうさぎ島を最高に楽しむための方法をまとめる。
うさぎ島へのアクセス・フェリーの時刻表
まずは日本地図にて場所を確認。
瀬戸内海の広島と岡山の間に位置する島であり、尾道、福山、広島が比較的近い観光都市である。
うさぎ島へは忠海港からフェリーが出ている。料金は大人が片道360円。子供が180円となっている。自動車航送運賃や団体割引などは公式ウェブサイトで確認して欲しい。
フェリーの時刻表も上記のリンク先から飛べるが、ここでも紹介しておく。
忠海港からうさぎ島(大久野島)へは15分ほど。1時間に1本程度の運行をしている。忠海港は忠海駅から徒歩5分程度のところにあり、忠海駅から尾道駅まではJRで1時間弱、広島駅までは新幹線を使って1時間強、在来線で2時間前後といったところである。
遠方から来る場合はそのあたりも合わせて観光することになるだろう。
なぜウサギが増えたのか?海外からの反応は?
先に毒ガス実験のウサギと現在いるウサギが関係ないと書いた。今いるウサギは約50年前に宿泊施設を建てる際に観光客が楽しめるようにとウサギを飼ったのが始まり。そこに地元の地元の小学校のウサギも加わりいつの間にか増えていったと言われている。
今はそれを目当てに多くの観光客が訪れており、国内のみならずアメリカやタイ台湾など海外からの訪問者も驚くほど多い。2018年1月冬に僕が訪れた際にも多くの外国人の方が訪れていた。
・東京に来ていた留学生の反応(リンク先英語)
1.5年越しの夢が叶ったという喜びの記事。それに対して「うらやましい」「行きたい」といった反応がたくさん。こうやって海外の方にも人気の場所になっているのだろう。海外版地球の歩き方と呼ばれるロンリープラネットに載っているのかな???
毒ガス工場があった歴史と毒ガス資料館
島には毒ガス工場を建設した負の歴史がある。陸軍が建設した毒ガス工場は1929年から創業、皮膚をただれさせる1ベリットなどのガスを年間1,000トン生産していた。当時は機密扱いで日本地図から消されていたと言う。
戦後に瀬戸内海国立公園に編入され、工場本体は撤去されたが、貯蔵庫や発電所など約20カ所の施設は放置された状態。それら工場施設は窓が割れコンクリートが剥げ、錆びた鉄筋がむき出しになっており、荒廃が進んでいるとのこと。元作業員や自治体は戦争の恐ろしさを伝える重要な遺跡として、管理者の国に保存を求める要望書を出している。
工場施設が荒廃する一方で、1998年に竹原市は島内に毒ガス資料館を建設した。今では年間70,000人ほどが訪れており、当時の資料などが飾られている。大戦中には工場で6,000人以上働き作業でガスを浴びるなどして後遺症が残った等の情報や、生々しい写真が残っていた。
そういった負の遺産をしっかりと残せるのかが問われている。
僕が自転車世界一周中にアウシュヴィッツ強制収容所に行ったときに感じたことを書いた記事を関連記事として紹介しておく。
ウサギへの注意事項やウサギの餌について
そろそろ僕が行ったときに撮ったウサギの写真を載せたいところだけれど、先にウサギへの注意事項や餌の情報を。
ウサギに対しての注意事項が以下。
・追いかけ回したり抱っこしてはいけない。
・道路や道路脇玄関前でのふれあいはだめ。
・口元に手を持っていかない。怪我をする可能性あり。
・お菓子やパンを食べさせてはならない。人間と違い色々な食べ物を口にすると体の調子を崩してしまう。
うさぎ島での注意事項が以下。
・ゴミをポイ捨てしてはならない。
・島にウサギを捨てない。
そしてうさぎ島には餌を持っていくことをおすすめする。その方が確実に楽しい!!!島内には餌が売っていないので準備していこう。
上記に書いてある通り、お菓子やパンを食べさせていけないのだが、では何を用意すれば良いのか?イメージ通り人参やキャベツが良いだろう。ちなみに人参の方が食い付きが良い。
忠海駅近くのファミリーマートなどでは餌が売っているし、事前にスーパーなどで購入していくのもあり。
ウサギ島のうさぎの写真と動画
ウサギ島のうさぎたちの写真を載せる。本当にかわいくて、かわいくて仕方がない。観光客から餌をもらい慣れているせいか、歩いているとたくさんのうさぎが我こそは~と駆けてくる。それがたまらなく愛おしいのだ。
下の動画は夕刻に撮影したもので、うさぎも観光客によって満たされてしまった状況。それまで動画を撮ろうと思わなかったのは失態だが、それでも数羽は寄ってきてくれた。超かわいい。
ちなみにうさぎが多いのは休暇村前の芝生広場。特に人に慣れたうさぎがめっちゃ来る。やばい。なので観光客に人気の場所なのだが、うさぎの排泄物もたくさんあるので要注意。
ウサギ島のホテルや飲食店
ウサギ島には唯一のホテルがあり、そこが休暇村。キャンプすることもできる。先ほど書いたうさぎがいっぱいいる芝生広場のところ。
そこには大久野島桟橋(フェリーの発着場所)から休暇村本館までの送迎バスが運行されている。途中、毒ガス資料館で下車することも可能。予約不要+無料で利用できるので、島を巡る際にはうまく利用すべし。
休暇村ではご飯も食べられるしお風呂に入ることもできる。朝はビュッフェが用意される。休暇村の公式動画がいい感じに仕上げられているのでご覧あれ。
飲食店はこの1か所のみなので、弁当持参もあり。忠海駅近くのパン屋「恵みパン工房RyuRyu」がおいしいので、そこで買っていくのもおすすめ。僕はパンを買っていったがウサギ島でお腹が減って仕方なくなったのでポテトチップスでしのいだ。
ウサギ島のツアー
うさぎ島のツアーは1泊2食付で1人7,500円あたりから。
例えばJTBの「アウトドアに手ぶらでキャンプパック」というプランだと以下のような感じ。2018年1月の情報で1人7500円。
瀬戸内海の輝く太陽を浴びて、思いのままキャンプをお楽しみください。さらに!安心してアウトドアを楽しんでいただけるよう、食事や貸出用具が全てセットになったとってもお手軽でお得な宿泊プランです。
お食事は夕食も朝食も休暇村にてバイキングをご用意。1日限定3サイト!ご予約はお早めに!
瀬戸内海に浮かぶ小島でキャンプ体験。目の前はオーシャンビューでのんびりと過ごす事ができます。夜は満点の星空の下、海の音やさざなみの音、行き交う船の音を聞きながらかけがえのないひと時をお楽しみください
■貸出用品:テント、タープ、ハンモック、キャンプマット、毛布、イステーブルセット、ランタン
■特典 休暇村せと温泉入浴券付(13:00~20:00)
キャンプでなくホテルだと8,500円くらいとなっている。
ウサギ島の案内地図写真
最後にウサギ島の案内地図の写真を載せておこう。改めて書くが、外周は4kmほどである。
この島は遊びに来てみて本当に良かった。ウサギが激かわいい。
ちなみに似たような島だと滋賀県の琵琶湖にある沖島がネコばかりいて超絶癒されるのでおすすめ!良かったらそちらもどうぞ!
ちゃお!
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