どーも。著作権問題の動向を追いかける会代表の暇人タカ(@viatortaka)です。
More Access! More Fun!という永江一石さんが書いているブログがある。ずっと読み続けているし、以前に当ブログでも紹介したのだが、どのエントリーが忘れた・・・
2016年で特に追いかけていたのがWelq問題。永江さんがコンサルしているウェブサイトの文章がパクられたらしく、そこからの怒涛のシリーズにより社会問題になった。。もっと前にブログの影響力の大きさをまじまじと感じた案件だった。(※永江さんによって拡散が始まったと僕は思っているが、詳細はわかりません)
DeNAの最大の功績は、いままで著作権無視のパクリが蔓延していたところに、一線を踏み外したWelqのおかげで叩く原因を作ってくれ、結果、パクリで利益を上げているモデルや、パクリ作業をまとめて受けていたクラウドソーシングの存在が周知徹底されたこと。この機会にみんなが襟を正せる。
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年12月19日
・DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件(第1回)
つまり
やって良いことと悪いことの限界を超えている
という意見にわたしも同調します。金儲けのために違法でもなんでもやる企業が野球チームなんて持つなってこと!!
で、薬事法にもめちゃくちゃ違反しています。
そしてこの件が「WELQなど全10サイトを非公開に DeNAが記者会見」という流れに。
この件の著作権法について勉強になった記事も紹介。
・WELQなどのキュレーションメディアを著作権法の観点から分析してみた
ちなみに上記の記事でも本エントリーのタイトルにも含めたNAVARまとめについて触れているので引用しておこう。
ちなみに、NAVERまとめなんかは、そもそも「主」がないので「引用」の要件を満たしていないものがほとんどです(そういえば先日「肩こりの原因は幽霊 : 医学デマサイト?[WELQ]とは?! – NAVER まとめ 」という記事を見つけて、めまいがしました。)
引用の要件は満たしていないものがほとんど。個人的にNAVARまとめが好きでない理由は、以前に漫画ランキングのエントリーを書いたときに検索上位にいたのだが、NAVARまとめにさくっと抜かれたから。パクられたわけではないので、これはむしろgoogleの仕様なんだけどね。
それはさておき、More Access! More Fun!の永江さんがNAVARまとめもやばいよねと言っている。Yahoo!をはじめとする広告配信サービス会社は NAVERまとめへの広告配信を停止してください、という動きも出て来ており、署名は4000人を超えた。
・Yahoo!をはじめとする広告配信サービス会社は NAVERまとめへの広告配信を停止してください
LINEは公式見解を出している。
・「NAVERまとめ」に関する昨今の報道を受けての当社見解について
それに対しての永江さんの意見が、法律の前に企業としてどうなのという姿勢について。窃盗団向け道具レンタルはやってるけど窃盗団自体はやってないから別に構わないでしょ、いうのはまずいのではないかと。
これ、NAVARまとめも閉鎖までいきそうな・・・
詳しく法的な問題について書いてあるエントリーがある。興味がある方は読んでみるとよろし。
・NAVERまとめ問題でLINE社への法的責任追及が可能か検討する
法的な問題は重要なのだが、法的ではないところで炎上していきそうなのよね・・・
ちなみにnarumiさんにNAVERまとめについてどう思ってるんですか?という対談動画が以下。
ブログを書いている身としてこのあたりの話は勉強になる。2017年にNAVARまとめは閉鎖すると予想。どうなることやら。
そうそう、NAVARまとめで稼いでいる友人もいたりするのだけど、動向要注意だよ。もし自分でちゃんとした形でブログ記事とかにする予定があるなら、自分のまとめはバックアップしておいた方がいいかも。
ちゃお!
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WelQの場合はDeNAの事業の中の末端の1つであって、評判が悪ければ閉鎖するのは割と容易だったりする。しかし、LINEにおけるNaverまとめはかなり柱的な事業であって、そう簡単に事業として捨てられるものでもないでしょう。だいたい、著作権という要素によって問題視されているならば、運営体質の改善やまとめ作成プロセスの変更によって、著作権的な問題が発生しないようなやり方に変えることも可能であり、社会的にこれだけの知名度や存在感を得たNaverまとめを捨てるくらいならば、そっちに方針転換をするか、今まで通り悪評のまま続けるか?のどちらかではないか?と個人的には予想しています。Naverまとめが閉鎖するようなことがあるようなときというのは、スポンサーとなる広告主が完全にいなくなった場合のみではないか?と思います。
MERYまで閉鎖したんで結構なものなのかと思いましたが、Naverまとめとはやはり位置づけが違いますか。著作権的な問題が発生しないようなやり方に変える方向でのリリースを出していたのでそっち方向なのでしょうね。スポンサーやめろ運動起きてますし、動向に注目します!!!