どーも。自殺を減らしたい会代表のタカ(@viatortaka)です。
中学生の自殺が2015年11月現在ですでに77件。過去最悪の水準だという。
乙武洋匡さんのニュースピックのコメント。
「親、先生、友達――すべてのつながりさえ、彼らにはセーフティーネットにならなかった。そんな中高生たちを、いったいどのように救うことができるのだろう。」
どうにかならないのか。何が主な原因で、何を変えたらいいのだろう。
いじめに合うのは事故のようなもの
ニュースを見ていると、いじめから自殺という流れが多いように感じる。いじめは本当に怖いもので、事故みたいなもののような気がする。生まれもった性格によっていじめられやすい、いじめられにくいはあるが、誰でもいじめられる可能性はある。
僕は今回の人生では「たまたま」いじめられなかったが、人生を10回くらい繰り返したら何回かはいじめに合う人生があると思っている。人生で数多くある分岐のなかで、運良くいじめられないルートを歩んだだけ。こんな話をすると、比較的多くの友人が自分もそんな気がするという。
もしも多くの人がそう思うのなら、構造的な問題がどこかにありそうだ。たまたまいじめられて人生が辛くなり、自殺せざる負えないなんて社会としておかしい。僕の仮説は、小中学でのメンバーが固定化が構造的な問題だということ。
小学校のクラスメイトや前後1,2年の上級生や下級生を含め、中学校でも同じ。部活も半ば義務かしている状況だと、朝から晩まで同じコミュニティの人らと9年間一緒である。9年間が固定化されているメンバーだと1つの失敗をずっといじられ続けたり、ポジションというものを変えることが難しい。
学校が終わったあとに違うコミュニティに属していれば、そこでのポジションや立場というものはまた違ってくる。小学生も中学生も複数のコミュニティに属すように仕向けることは良い方向へ向かわせるのでは、という仮説を持っている。
データを取ったわけでもなく、仮説を検証する機会があるわけでもない。実感として小中学生の世界が狭すぎるというように思う。いじめという事故にあう確率が少しでも減るようにするためには、親や教師や友達といった「人」に責任を負わせるのではなく、仕組みとして変えていく必要がある。
もっと逃げることを大切にするべき
辛いときに無理をすることない。僕はもっともっと多くの人が逃げることを大切にし、逃げることを赦すべきだと思う。
「すぐやめるなんて根性がない。」とか「頑張って続けなさい。」とか、そういう風習はなくしてよい。「やめたい」という第一感を無視していると、自分の心のアンテナが鈍っていく。
「まだ頑張れる。もっと頑張れる。」と頑張り続ける人ほど鬱になっていく。無理して頑張ることはえらい!という空気が生み出した鬱病、そして自殺。
中学生の枠を超えた話になっているが、中学校だって無理していかなくていいと思っているし、環境が許すならば引っ越して転校したりと逃げればいい。自殺までいきつく可能性がある以上、逃げて逃げて逃げまくればいい。
世界には多くの人がいて、アナタが受け入れられる場所は必ずある。それを見つけることが大事なのだ。逃げるというと言葉がネガティブだが、自分に合う居場所を探すことと同義なのである。
日本から、世界から、もっと自殺が減りますように。
ちゃお!
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