ビニールハウスの作り方

どーも。家庭菜園の壁を破る会代表のブログ侍「タカ(@viatortaka)」です。

ビニールハウスを使って家庭菜園をやってみたくなり、自作に挑戦した。室内やベランダではなく庭に作ることとし、サイズは小型と大型の間くらいの5.5m×11m。家庭菜園からやや農業に踏み込んだサイズ感。

近所にあるビニールハウスの構造を教えてもらい、パイプなどの材料を用意した。正直、簡単ではなかったが、素人がほぼ1人で作ることが出来たので紹介したい。

ビニールハウスの骨組みの作り方

ビニールハウスを組み建てるにはまず場所を用意する。そして出入り口以外の3つの面を想定のサイズで掘っていく。

ビニールハウスの作り方 (1)

パイプに重りをつけて埋め込むため。こうしておかないと強い風が吹いたときにビニールハウスが倒れてしまう。重りはよく見るブロックを用意し、針金で固定していく。3mに1つくらい埋めておけばよい。

ビニールハウスの作り方 (2)

埋め込んだあとは縦にパイプを差して骨組みをつくる。紐を張って一直線になるようにし、高さを調整するのがおすすめ。

ビニールハウスの作り方 (3)

骨組みを作り横にもパイプをはめる。その後はあらかじめ繋げておいたパイプを2人以上で立て、地面にぶっさしておく。等間隔に数本建てたあとは横軸にパイプをはめて安定させれば下の写真のように組み上がる。

ビニールハウスの作り方 (4)

パイプとパイプは下の写真の金具で留めていく。JAやホームセンターに売っている。

ビニールハウスの作り方 (5)

その後に妻側を作り込んでいく。

ビニールハウスの作り方 (8) ビニールハウスの作り方 (9)

平側の下にはイノシシに入られないようにトタン。

ビニールハウス (1)

横にはビニールをはめこめるものを地面に並行になるようにはめていく。

ビニールハウス (2)

こんな感じ。

ビニールハウスの作り方 (6)

骨組み完成が下の画像。

ビニールハウス

ビニールハウスにビニールを張る方法と扉の取りつけ方

縦ラインにもビニールを張れるようにする。下の写真のところにビニールを噛ませ、その上から針金で固定するのだ。2枚下の写真を参考にしてほしい。

ビニールハウスの作り方 (10)

補強のパイプを取り付けた。

ビニールハウスの作り方 (11)

ビニールは針金ではめ込んでいく。

ビニールハウスの作り方 (12)

こつこつと様々な面にビニールを張り、ドアを取り付けた。

ビニールハウスの作り方 (1)

ドアの上部。

ビニールハウスの作り方 (3)

ドアの下部。

ビニールハウスの作り方 (2)

空けられるようにする側面は最後にした。

ビニールハウスの空気の通り道の作り方

ビニールハウスの作り方

くるくる回すとビニールが開閉できるように「くるファミ」を使う。片側のみにつければ開閉できる。これで11mほどのビニールが全部あがり固定される。超便利!

ビニールハウスの作り方 (4)

パイプハウス用サイド換気 誠和 くるファミ 50m用

開閉するビニールが風で飛ばないようにおさえのロープをつける。

ビニールハウスの作り方 (5)

完成!!!

ビニールハウスの作り方

たまに人に手伝ってもらったけれど、大方を1人で作った。空いている時間を使い、約1ヶ月かかったが素人が1人でも作ることは出来る。

ビニールハウスの今とメリットデメリットについて

ビニールハウスを建てたので、もちろん野菜を育て続けている。今は建ててから3年ほど使っており、珍しい野菜を育ててみたりしたこともあったが、今育ててるのは小松菜、チンゲン菜、ほうれんそう、大根といった冬野菜。写真を載せるとこんな感じ。

ビニールハウスの最大のいいところは鹿や猪に入られないこと。僕の家の庭はまだ柵で囲っていないので、ビニールハウスの外での露地栽培の野菜はだいたい獣に喰われてしまう。ゴーヤなどの数少ない野菜のみ食べられない。

その点ビニールハウスの中に彼らは入れないようで、ハウスの中の野菜は無事。こんなことのために建てたわけじゃないんだけど。。。

メリットの2つ目は温度が5度ほど高い点。標高500mの寒冷地に住んでいるので、栽培できる野菜が増えるし、季節を多少ずらすことができる。

3つ目はメリットでありデメリットなのだが、水やりの量を自分で決められること。ハウスがなかったら雨次第になってしまい、水が過多になることもある。また水あげの有無による成長の違いなどを比較できるのが楽しい。

逆にデメリットとして必ず水やりをしないといけないこと。水道代はかかるし、手間といえば手間。自動で水をあげる仕組みを作りたいが、後回しになっている。水やりがなくなると見に行かなくなるしね。

ビニールハウスの作り方の記事を書いてから年月が経ったので、使ってみた感想を書き加えました。

ビニールハウスの費用

自作するとビニールハウスの費用は数万円に抑えることができる。今回建てたときはもらえたものも多く、正確な値段は分からないが、全部購入しても5万円ほどではなかろうか。

2坪程度のビニールハウスや移動式のビニールハウスはキットとして売り出されており、2万円~6万円ほど。自分で材を購入する方が安い。

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現代農業のビニールハウス特集

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農山漁村文化協会 (2012-10-05)

ビニールハウスはパイプハウスとも呼ぶらしい。せっかくなので作ってみてはいかがでしょう?

ちゃお!

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2 件のコメント

  • 大変勉強になりました! ありがとうございました。
    PS ですが、
    サービス的な画像もあったことに感謝します♡

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    ABOUTこの記事をかいた人

    管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。