どーも。やりたくないことを人生から1つずつ排除している自然人タカ(@viatortaka)です。
先日、中学高校の同級生と数年来の再会を果たした。お互い30歳である。
彼がおもむろに話し出したのは、今までの人生における親(世間体)の呪縛が非常に強力であり、それに縛られて生き方を選んできたこと。そして最近その呪縛から解放され、今後の人生をどう生きようかということだった。
彼の話は僕の脳の奥底にある記憶が蘇らせた。学ランを着て語りあっていたときの思い出が身体を包みこんだ。目の前にある彼の顔は、15年前の15歳のときとまるで変わっていなかった。
15歳のときの話
15歳(中学三年生)のとき僕はサッカー部に所属していた。秋の初めに頑張ってきた大会がすべて終わり引退した。そして今まで悩んでいたことを真剣に考え始めた。このまま人生を歩んでいいのだろうか、と。
そんな話題をもっとも多く語りあっていたのが彼である。
中学受験をして中高一貫校にいた僕は、環境を変えるためにわざわざ別の高校を受験することも検討していた。自分にとっての人生の岐路となりえる可能性を含めていただけに、生き方というトピックを語りあったことは鮮明に覚えている。環境を変えてみたいという思いはオーストラリアに一年間留学するという形に落ち着いた。
彼の方は、親の家業を継がされることになるのかな、という言葉を発していた。当時から親の呪縛は強く、彼の発言には随所にそれを感じさせるものがあった。やはりと言うべきか、彼は親の家業と同じ道を歩んでいった。
30歳になった
30歳になった彼が目の前にいる。
人生について語っている彼に、僕らは15年前にも同じように人生について語り合っていたことを伝えた。彼はそのことを覚えていなかったが、
「この話をする相手を考えたとき、たかひろが思い浮かんだんだよね。」
と言った。
それは彼の潜在意識が選びだしたもののような気がして顔がにやけた。友としてこんなに嬉しいことはなかろう。
15歳のときから15年である。お互い年を取ったが、今回のように年月の積み重ねが成せる技を見せられると、人生の面白さを感じざる負えない。
ちゃお!
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