新城市の四谷には千枚田という美しい棚田がある。
田植え感謝祭では、ろうそくの火が灯篭に照らされる。その写真と記事が中日新聞に掲載されたことにより初めて知った。
5月に行ってみて気に入り、8月、9月と訪れている。田植え直後の5月、雨がぱらぱらと降っていた8月、収獲直前の9月、と千枚田が見せる姿はいつも違う。
どの時期も美しいが、稲刈り前の今は特におすすめ。垂れさがる小金色の稲穂が段になって連なる風景に目が釘付けられる。
小金色の稲穂を眺めていると、風の谷のナウシカのババ様の名言を思い出す。
大婆様
「なんといういたわりと友愛じゃ。王蟲が心を開いておる。子供達よ、わしのめしいた目の代わりによく見ておくれ。」
少女
「ひめねえさま、真っ青な異国の服を着ているの。まるで金色の草原を歩いているみたい。」
大婆様
「おおお・・、その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。古き言い伝えはまことであった。」
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ちなみにナウシカの映画が好きな方は、原作である漫画版は必読。映画は漫画全7巻の2巻までに相当しており、原作は内容はさらに深い。
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千枚田が抱える問題点
千枚田の枚数は1290ほどで、1000を超えている。
しかし休耕して荒れている田の数は増えており、稲が植わっている田は1000を切った。後継者不足という問題が浮上している。
また千枚田は美しい場所だが、多くの観光客が来ても地元の人にお金が落ちる仕組みがない。
観光地化して来客を増やし、香嵐渓のように駐車場ビジネスで儲ける?
それとも千枚田で採れた米をブランド化して単価を上げる?
飲食店や屋台といったものを始める?
今後の千枚田をどうするかという問題を解決しないと、美しい棚田は維持できない。大きな課題である。
四谷の千枚田の場所と地図
10台ほど停められる駐車場あり。
行くなら、今でしょ!!!
こんにちは。私は隣の岐阜県恵那市中野方町で勤める協力隊です。
恵那市管轄となる独自の、「ふるさと活性化協力隊」です。
中野方町には、この四谷千枚田と地形・文化・気候・稲作においてまでよく似ている、全国棚田百選の「坂折棚田」があります。そこに専属派遣されています。
此方では、直売所が営業していたりと一見活動的ですが、あまりにもやる事が多く、結果雑用がメインとなって事務局としてずっと現場に出ないまま扱き使われてしまっている状況です。一応、そんなのもあるとお見知りおきを。
こんにちは。はじめまして。
そんな現状なんですね。地域おこし協力隊でもそのようなことになっている隊員がいます。
自治体によって取り組み方が違うとはいえ、改善してほしいところです。
いろいろ大変だとは思いますががんばってください!!!