収獲したピーマンを放置していたら赤くなった。パプリカではない普通のピーマンである。
どういうことだろうと思い、農家さんに質問をぶつけてみた。
すると思いもよらない答えが・・・
「ピーマンは熟すと赤くなるのよ。緑のピーマンはまだ熟していないだけ。」
そもそも昔のピーマン農家は赤くなってから収獲して出荷していた。しかしピーマンは赤くなるまで時間がかかるし、赤くなると柔らかくなってしまうものも多い。
えーい!と試しにまだ熟していない緑色のピーマンを出荷してみると、売れた。
売れるなら緑の状態で収獲してしまった方が、次がすぐ作れるので当然うれしい。農家はピーマンが緑の状態で出荷し、それを消費者が買うというプロセスを経て、ピーマンは緑が主流になった。
改めて書くと、熟したピーマンは赤いのだ。
上の画像の緑色のピーマンの左から2番目を拡大すると・・・
赤みがかっている。時間が経つと赤い部分が広がっていくのだ。
ピーマン嫌いの子供をピーマン好きにする方法
ピーマンには苦味がある。まだ熟していないと言われてみると、確かに青くさい感じが残っていることに思い当たる。
子供のころにピーマンが苦手だったが、熟したものを食べていれば違ったような気がしなくもない。
ピーマン嫌いの子供には、ちゃんと熟した赤ピーマンを食べさせてみればイメージが一新されるのではないか。
そんなことを思いながら、苦味が少なく甘みが強い熟した赤ピーマンをおいしく食べたのだった。
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