なんて素敵な写真を撮るのだろうと思っていた。
なんて素敵な文章を綴るのだろうと感じていた。
同じように自転車で世界一周をしているのに、同じようにブログを書いているのに、まぶしくて仕方なかった。それが「ようことひろの自転車ぐるぐる世界旅」である。
直接お会いしたことはないが、自転車乗りのメーリングリストやフェイスブックを通じてやり取りをさせてもらったことはある。彼らが写真展を開催するというので足を運んだ。
入り口に掲げられていた写真。
美しい写真が並ぶ。
上の写真はチリのカルテラアウストラル。同じ道を僕も自転車で走ったんだよね。
僕が自転車世界一種から帰国したのは2012年6月20日。帰国してから約2年が経つ。
自分も行った場所の写真を見ては懐かしくなり、行っていない場所の写真を見れば行きたくなる。シンプルに書けばそんな感じなのだけれど、じわっとこみあげてくる何かがあった。
無意識の部分が刺激され、トリップしているような感覚に陥る。それと同時に、本当に自分は旅をしていたのだろうか、という疑惑が頭をよぎる。
目に映っている写真が視覚を通じて脳で処理されている裏で、過去の旅体験が無意識的に喚起される。それはきっと自分のことなのだけれど、今とはかけ離れた世界で、夢のような気がしてくるのだ。
写真のファインダーの手前に自分がいるという疑似感覚は、妄想のそれに似ていた。その感覚が本当にした自分の体験をあたかも夢のだったかのような心持ちにさせたのだろう。
なんとも不思議な時間であった。
ようこさんひろさんにお会いできて話せたのが嬉しかった。ファンですから。
この写真展に参加させてもらい、僕も自転車世界一周の写真展をやりたくなった。場所を提供してくださる方がいたら連絡ください。
写真展「世界は、こんなにも美しい」in TOKYO
日時 2014年6月20日(金)〜24日(火) 期間中定休日なし
時間 13:00〜20:00 (最終日24日(火)は17:00まで)
会場 Gallery NIW
東京都文京区関口1−44−8 (MAP)
東京メトロ有楽町線江戸川橋駅1b出口より徒歩3分
東京メトロ東西線神楽坂駅2出口より徒歩11分
料金 無料
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