那覇と宮古島を繋ぐスカイマークを潰して値上げするJALとANA

大手企業がなりふり構わずに新興企業と価格合戦をする。疲弊した新興企業は撤退を決め、体力のある大手が残る。大手企業はライバルがいなくなったとばかりに価格を吊り上げる。

「敵は倒した。我の天下じゃあ~!」

ってね。

スカイマーク撤退でANA、JAL両社が3倍値上げ!?沖縄をつつむ航空業界の闇

格安路線で展開してきたスカイマークに対し、対抗して運賃を安く設定していたANAとJAL。格安のイメージが強いスカイマークよりも安い運賃を打ち出した。そしてスカイマークが路線の運休を発表すると、ANAとJALは運賃を値上げした。

問題は同航空便に乗り入れているスカイマークが4月から3ヵ月間の運休を発表したことに端を発する。これまで同便に乗り入れていた航空会社はスカイマーク、ANA、JALの3社。格安路線で展開してきたスカイマークに対し、ANA、JAL両社が対抗措置をとったこともあり、利用者の多くは前日予約などの割引を使えば約4000円から8000円までの運賃で同便を利用できていた。ところが前述の運休が発表されたことを受け、ANA、JAL両社は割引の基準を厳化。よほどの早期から予約しないと通常料金の17500円を基準に、運賃が従来の3倍ほどに跳ね上がってしまうというのだ。飛行機以外に交通手段のない宮古島市民や関係者の負担は大きい。

2月22日(検索日は2月21日)に運行する便のうち、各社の最低運賃(障害割引など除く)はそれぞれスカイマークの6800円(フリー1、通常は7800円)、ANAが5800円(特割、通常は17500円)、JALが5800円(特便割引、通常は17500円)。なんと現状では格安イメージの強いスカイマークよりもANA、JALのほうが安い運賃を打ち出しているのだ。

また過去にスカイマークが運営難から運賃の値上げに至った際にもANA、JAL両社はそれにあわせ”最低運賃”を値上げしている。二重構造にもほどがあるのではないか。競合他社の動向を見極め、世間体を気にせず運賃をコロコロ変更するというのは単なる経営戦術としては巧みなのかもしれない。しかし、いやしくも国民の足として航空業界を寡占する大企業がそれをおこなうのはいかがなものだろう。

要はANAとJALを中心とした航空業界が、後から参入してきたスカイマークをつぶしにかかってるんですよ。スカイマークには「時間が遅れやすい」とかマイナスイメージがあるけど、それも実際は各空港での手続き、段取りで両社にくらべて不利な扱いを受けてるから。コネのある無しが影響しますからね。

スカイマークはANA、JALと違って国からの補助金をもらってないから。まともに対抗されたら体力的にもたないですよ。最近、格安航空会社として注目されてる『ピーチ』も出資したのはANA。露骨ですよね。

こういうのって至るところで起きているんだろうな。そういう業界大手のやり方を消費者が知り、業界に風穴を空けた新興企業を応援しないと、体質は変わらないままなのだろう。

スカイマークがつぶれたら、せっかく下がってきた航空料金がまた上がってゆくかもしれない。迷ったらスカイマークを使うという選択肢は有力となる。



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