アボリジニの話「ミュータント・メッセージ」マルロ・モーガンの感想と名言

ミュータント・メッセージ (角川文庫)
マルロ モーガン
角川書店
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著者がアボリジニの部族とともにオーストラリアを3ヶ月歩いたという話。そのときに起こった出来事がつづられている。

著者につけられた名前は「ミュータント」で、それは同時にいまの人類全体を指している。ほんとうの話なのか、うその話なのかは分からない。僕は気に入ったので、それでもいいと思ってしまった。おすすめ。

○メモした箇所

最後の木の一本が切り倒され、最後の川が汚染され、最後の魚が捕らえられた後。そうなってはじめて金銭は食べられないと気づくだろう。(p9)

なにも持たずに生まれ、なにも持たずに死ぬ。私は最高に豊かな人生を、なにも持たずに目撃した。(p9)

真の目的を理解しようとせず間違っているとか不快だとか感じていることは、私の人生にいったいいくつあるのだろうか。(p88)

彼らはありのままの私を受け入れてくれた。彼らの仲間のひとり、大切な存在、すばらしい人間だと感じさせてくれた。無条件で受け入れてもらえるのがどんな感じかわかりかけていた。(p88)

いいじゃないか?ぼくらはあなたがたのやり方がわからない、同意もしない、受け入れもしないが、批判はしない。あなたがたの立場を尊重している。(p93)

今の私なら他人をむやみに批判したりせず、それぞれがやりたい通りにするのを祝福することができるだろうか?(p94)

彼らにとって新しい生命とは意識的な創造の行為なのだ。赤ん坊の誕生は、ひとりの仲間の魂のために肉体を用意したという意味を持つ。私のいる社会とちがって欠陥のない肉体がよしとされるわけではない。(p100)

ものごとについてどう感じるか、それがもっとも重要だと彼らは信じている。(p116)

無駄なものはひとつもなかった。すべてが自然と大地にもどされた。まるでゴミの出ないピクニック。そこでキャンプしたり食事した痕跡に気づく人はだれもいないだろう。(p126)

自分を変える唯一の手段は自分の意思だけで、だれもが自分の性格を変える力を持っていると彼らは信じている。(p127)

ミュータントにとっては仕事が災難になっているようね。あなたがたが仕事をはじめたのは、人が自分の力で手に入れられる以上の品物を持ったり、自分の能力を発揮したり、お金を手に入れたりするためでしょう。でも今では仕事をつづけることが仕事の目的になっているのね。(p128)

彼らは自動車が便利な輸送手段だという点には同意した。だが、その支払いの奴隷となり、事故でのっぴきならないはめに追い込まれて敵を作り、少ない砂漠の水を四輪の機械と分かち合う……そこまでして自動車を持つことはない、と彼らは口々に言った。それに自分たちは道を急いでいないから、と。(p129)

仕事は現実のものではない。ただの契約にすぎない。それなのに係わる人々や品物やサービスなどの結果におかまいなしに、仕事をつづけることが仕事の目的になっている。(p130)

私が目撃したのは、彼らが物欲をまるで持たずにいかに豊かな人生を生きられるかということだった。(p133)

自分の人生を豊かにするのは自分であり、そうしようと思えばいくらでも創造的で幸せな人生が送れるのだ。(p133)

ひとつになるっていうことは、みんなが同じになるという意味じゃない。人はみんなユニークなんだ。同じ場所を共有する人はふたりといない。(p148)

私の歌でひとりの人間が幸せになれば、それはとてもいい仕事だということがミュータントにはなぜわからないんだろう?ひとりの役にたてば、それはいい仕事だよ。一度にひとりの役にしかたてないんだからね(p150)

ひとりが勝ったら残りはみんな負けるんだろう。それは楽しいのか?ゲームは楽しむためにあるんだよ。(p152)

彼らには私たちのカレンダーにあるような祝日はない。一年を通して、仲間のひとりが特別な才能を発揮したり精神的に成長したり部族に貢献したときは祝うが、各人の誕生日を祝う習慣はない。年をとることを祝わずい、人が向上したときに祝うのだ。(p165)

あなたがたの生き方が水や動物や空気に、そして互いにどんな影響を与えているか、はっきり認識するように祈っている。(p176)

贈り物とは相手が喜ぶものをあげてこそ贈り物となる。自分が相手に持たせたいものをあげるのは贈り物とは言わない。贈り物には何の付属物もない。無条件であげるものだ。もらった人はそれをどうしようとかまわない。使おうと、壊そうと、人にあげようと。もらったものは無条件で自分のものとなり、あげた人はなんの見返りも求めない。その条件にあてはまらなければ、それは贈り物ではない。(p190)

死との遭遇で、幸福や絶望は自分以外のものによってもたらされるという信念が根底からくつがえった。(p201)

私に変えられないものを受け入れる平和な心と、変えられるものを変える勇気と、そのふたつの違いがわかる知恵を与えてください。(p202)

妙なことを言うと思われるかもしれないが、鰐がいる池に恐れもいだかずに入ったことで、この人生でもうひとつの洗礼を受けたような気がした。新しい宗教を見つけたとは言わないが、新しい信念を発見したのだった。(p204)

彼らが自らの行為と価値観をじっくり観察し、手遅れになる前にすべての生命がひとつであることを学ぶように祈ります。彼らがこの地球とお互いにたいする破壊行為をやめるよう祈ります。なにかを変えるのは今しかないと気づくミュータントがたくさんいることを祈ります。(p209)







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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。