キリマンジャロを登頂し、サファリを満喫した。遊びに来てくれたタケとリリーとミッちゃんが日本に帰り、アルーシャに取り残された僕。彼らとの合流に合わせて動いていただけに、その後のことまで手が回っていなかった。北へ行くか南へ行くか。
ルートを検討しつつ、楽しんでいたのが日本食。南アフリカのケープタウンとエジプトのカイロを結んだ線の中央にあるアルーシャでは、日本食屋のサザンがあるのだ。アフリカの中心で日本食が食べられる有難さ。毎日サザンに通いつつ、今後のルートの情報収集をした。
1日、2日、3日と経っても、次の行き先を決められない。北へ向かおうかと思いつつも雨が降って気乗りせず。そもそも北でいいの、っていう煮え切らなさ。もうちょい日本食を味わいたい。キリマンジャロ登頂の昂りを持ったまま葉書を書きたい等々。理由はそんなところだけど、一向に向かう先が決められなかったのは、完全燃焼したからっていうのがある。
キリマンジャロ登山はまさにアフリカのハイライトで、これ以上に行きたい場所などない。3人が遊びに来てくれた夢のような時間と掛け合わせるとどこも色褪せて見えた。もう旅を終えてもいいかなという気持ちが芽生えたものの、ではすぐに帰国するという心の準備は出来ておらず、最後にどこへ行こうかということだった。
先日の「悩みに悩んだゴールについて」の記事で書いたとおり、目先の一ヵ月が面白そうなウガンダ方面へ向かうことにした。このときは旅で行き残している中東と呼ばれる地域、エジプト・ヨルダン・。イスラエル方面にウガンダから飛ぶつもりで、そこを中心に調べていた。
ただ、心にすっと落ちてくるまでは行かず、走りながら考えようと漕ぎ始めるまでに一週間のも時間がかかった。一週間もの期間を滞在することになったのは、友と別れた虚無感に加え、サザンの日本食に胃袋を掴まれたというのがある。世界三大料理と言われるフランス料理、中華料理、トルコ料理の上に堂々と聳え立っていると思う日本食を、帰国してたらふく堪能したい。
ラーメン。日本の美味いラーメン屋と比べてはいけないが、割といける。
そば。洗わなかったのか、ぬめりが取れていなかった。残念。ただ、サザンは作る人によってレベルが違うので、美味しい可能性もある。そばはタンザニアで育てているとのこと。
サザンの店長にアルーシャを夜出歩くのは危険と言われたので、サザンはお昼に行き、夜はそこらへんで食べていた。
アルーシャバックパッカーズの朝食。食べ放題なのがイイ!なんせ滅茶食べるから。
エジプトのカイロと南アフリカのケープタウンのちょうど真ん中になる。この写真で右へ抜けてゆく道を下っていった先がサザン。
タケに持ってきてもらったマラソンプラスが、早く使ってくれよ、と言っている気がした。いざ、ナイロビへゆかん。
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