takahirosuzuki.com

地域おこし協力隊、田舎暮らし、漫画、ボードゲーム、謎解き、自転車世界一周について書いています

西サハラ

サハラ砂漠での新年とタコとラーユーンからダクラ

投稿日:2012年2月16日 更新日:

本格的な自転車によるサハラ砂漠縦断が始まった。100km毎に街があった今までとは違い、キャンプを余儀なくされる区間。西サハラの最大都市ラーユーンから中間地点のダクラまでの500km強を走り抜ける。情報収集したところ、ラーユーンから200km程のBoujdourに宿があり、食糧も補給出来るようだ。

Boujdourまでならば2日で行くだろう。荷物は少ない方がいいので2日分の食糧を積んでいくのが楽である。ただ、ここで1つ懸念があった。ラーユーンを発つのが2011年12月29日。年末年始でBoujdourの店が閉まっているってことはないよね??

たぶん大丈夫だろう、とタカを括って行くのは簡単。最悪ヒッチハイクをすれば問題はない。でもやっぱり最善は尽くしておくべきだよなあ、と結局ダクラまで行ける最低限の食料を積んだ。仕方がない。

Boujdourに辿り着いたのは12月30日の昼過ぎ。なんてこったい。想像以上に大きな街ではないか。レストラン2~3件に宿1つくらいの規模だと考えていたけれど、それよりもよっぽどでかい。店が閉まっていることなどなく、むしろ賑わっていた。備えあれば憂いなしとは言うけどさ、心配し過ぎだったわけね。

見つけた宿は綺麗で、なんとwifiが飛んでいた。サハラ砂漠の辺境の街でネットが出来るとは驚くばかり。食糧等を補給出来ることが確定して気分良く12月30日を過ごし、2011年の大晦日を迎える。ここで新しい問題が生じた。年越しはどうしたものか。

ネットが繋がる素敵な宿で年を越すのもアリな気がした。大晦日と元旦だし、ゆっくり過ごすのもいいんじゃないのと心が揺れた。ただ、この旅は2012年に終える予定。この旅最後の年越しだと気付いた途端、安易に宿を選べなくなった。考えれば考えるほど「サハラ砂漠で砂にまみれながらテントを張って年を越す」ことが相応しいように思えてきた。間違いない。天が僕に告げている。

天命を授かった僕は、大晦日の31日に快適な宿を飛びだした。2011年が終わろうとする頃に強風が吹き荒れる砂漠の中で、テントこそが我が家だと知ったのだった。

1 (43)

Boujdourの街。

1 (36)

1 (40)

1 (39)

鶏を載せた車。

1 (32)

泊まった宿。70DH(700円弱)。ホットシャワー付、wifiあり。

1 (34)

2階がレストランになっている。

1 (41)

部屋では電波がいまいちだったので、受付の横でネット。

1 (35)

部屋は綺麗だったけど、ゴキブリが出たのが難点。

1 (37)

翌日の大晦日はお茶を飲んで出発。高々と掲げて注ぐのがモロッコ流。

1 (31)

街のモニュメント。

1 (30)

走り出したらサハラの男たちに呼び止められた。

1 (29)

たこを含めた漁業を生業にしている。

1 (27)

一皿に持った食事をみんなで貪る。僕も一緒に頂いた。

1 (26)

たくましく優しい男たち。

1 (25)

走り出したら自転車の看板が!!走っているのは僕くらいのもんだけどなあ。

1 (24)

ちょくちょく検問があり、パスポートをチェックされる。

1 (23)

食糧が補給出来たので充実の食事。美味しいカレーでエネルギーを摂取する。2011年最後の夜。

1 (22)

砂にまみれて年を越してみた。

1 (21)

元旦、休憩していると一台のトラックが寄って来た。「問題はないか?大丈夫か?」と。

1 (20)

何も問題はないと答えたけれど、これを持ってけとくれたパンとみかん。ありがたや。

1 (19)

風で倒れている標識も工夫次第。

1 (18)

走る、しかやることがないので、ひたすら漕ぐ。

1 (17)

元旦からパンクするとは、、、とほほ。

1 (16)

折角の砂漠なので自分撮りをしておく。

1 (11)

1月2日のこと。朝ごはんを作っていたら、美しい朝焼けが姿を見せた。

1 (10)

気分良くテントを畳んで出発しようとしたら、パンクしていた。良いことも悪いことも、今年はいろいろありそうだ。

1 (8)

海鳥が飛ぶ。

1 (15)

ラクダの骨だろう。

1 (13)

2日の夜も充実の夕食。味噌炒め。

1 (9)

朝方は曇っていることが多い。

1 (7)

お昼を作っていたら、前方をヤギの群れが通った。

1 (6)

ダクラへの分岐。ダクラへ行くことは寄り道となるが、寄らねば次のまともな街は500km先となる。

1 (5)

分岐から40km程でダクラ。

1 (3)

この先ではウインドサーフィンを楽しむ人々で賑わっていた。風が強いので良い場所なのだろう。

1 (2)

ダクラに着いたのは日が沈んだ後の19時半くらいだった。

1 (1)

宿を決め、ご飯を食べ、またたく間に眠りに落ちた。

サハラ砂漠を自転車で走りたくなるきっかけとなった本

サハラ砂漠をラクダで横断しようとした若者がいた。彼の死後に見つかった日記をまとめた本書は、彼の人生への想い・苦悩が素直に記されていた。心をゆさぶる一冊。

サハラに死す―上温湯隆の一生

サハラに死す―上温湯隆の一生 (講談社文庫)
講談社
売り上げランキング: 287,411

336×280

336×280

-西サハラ
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

[企画]アフリカよりあなたに葉書が届きます

[企画内容] アフリカよりあなたに葉書が届きます。 [想い] ブログを初めて2年以上経つ。始めは家族や友人に安否を知らせるためのものだった。どうやら言葉を紡いで文章を作ることは僕の性に合っていたようで …

西サハラの国境とラーユーンの安宿

アフリカ北西部、モロッコの南側に西サハラという地域がある。そこは「サハラ・アラブ民主共和国」が独立を宣言しており、多くの国が承認している。しかし欧米や日本などの先進諸国はモロッコとの関係上のために承認 …

no image

砂漠の中心で愛を叫ぶ[西サハラ]

旅を初めてから3度目の年を越す。早いものだ。今年は西サハラ、去年はベトナム、一昨年はメキシコ。な~んて書いてみると、世界を旅してきたことを実感する。 一昨年のメキシコではメキシコ人のエドガー宅で年を越 …

no image

[近況]2011年12月26日モロッコラーユーン(Laayoune):西サハラの最大都市

旅を始めてから658日目。 サハラ砂漠チャリが始まった。ターバンを被って走ることにしたので、またの名はターバンチャリ。前回の近況で書いた砂漠の入り口の街ゲルミンから450kmを駆けてきた。 今回のサハ …

モーリタニアとモロッコの地雷が眠る危険な国境

モロッコ(西サハラ)とモーリタニアの国境へやって来た。朝9時に開くゲートの前には50台を超える車両が列をなしている。自転車の僕は歩行者と同様に扱われたために、車両の最後尾に並ぶ必要はなかった。だが手続 …

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。