経済的に貧しい国は人と人の距離感が近く触れ合いが多い、経済的に豊かな国は人と人の距離感が遠く見知らぬ人には挨拶をしない。こんな先入観があった。
今まで走ってきたトルコ、ギリシャ、ブルガリア、セルビアの経済は世界でみたら豊かな方だと思う。しかし、目と目が会ったときの挨拶や会釈の頻度はアジアのときと変わらなかった。よく考えれば上記の先入観には根拠がなく、僕が身勝手に持った幻想だった。どこに住んでいても、人は人。国籍・民族・身分等が違っていても、なんら変わりはないのだ。頭で分かっていても身体に染みわたっていなかった。出会いの経験が偏見をなくしていく。愉快である。
その中でセルビアに入って感じたのは、挨拶の違い。トルコに来る以前に巡ったアジアのハローや会釈とセルビアのそれに、微妙な雰囲気の異を感じた。アジアで浴びた挨拶は積極的で好奇心が多分に含まれており、喜びを強く表わしていた。セルビアで受けた挨拶は受動的で好奇心は遠慮がちに発しており、迎え入れる感じが出ている。控えめで上品な感じなのだ。どちらが良い悪いではなく、共にウェルカムだからこその挨拶なのだけれど、その違いにアジアからヨーロッパへ移動を改めて実感した。
チャリ屋の親父とその友人。
パンクした修理穴だらけのチューブを使っているので新しいものを買いにいったら、見せてみろと。穴という穴を直してくれた。
自作時計がアツい。
手がシロップまみれに!?
ビールを御馳走してくれた。
ビアガールではないよ。
ビールを飲んでいる僕をちらちら見ていた女の子。
昼飯をシェアしてくれた。
右がボスらしいが、堅苦しい上下関係ではなくざっくばらんとしていた。
英語を話せる人は少ない。
それでもいろいろなことを伝えてくれた。感謝。
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