サプライズやドッキリで人を驚かせることが好きだ。驚きと共に喜びを受け取ってもらう。こんな素敵なことがあるだろうか。僕がサプライズを計画するようになったのは大学時代の友人らの影響が大きいと思う。所属していたアウトドアサークルではサプライズの計画が練られることはしょっちゅうだったし、その中でも尊敬している大好きな友人がサプライズ好きだったことは僕にこの種の企みを好むようにさせた最も大きな要因だろう。1人はアメリカを旅している友人に偶然を装ってバッタリ会うという、世界を股にかけたドッキリをするようなサプライズ好き。もう1人は夏休みの大半を使って全国を旅している友人らの前に突如サプライズで現れ、その模様を撮影するためだけに日本中を駆け巡った。こんな友人らに囲まれていて触発されないわけがなかった。僕はそんな大層なことはしていないけれど、日常でのちょっとしたサプライズやドッキリを試みることはよくやるようになった。
なべちゃんがカトマンズに来るのは4月3日。ふと頭をよぎる。なべちゃんの誕生日って4月3日じゃなかったっけ。一応裏を取ってみるとやはりそうだった。これは、サプライズ計画発動じゃ!まさか僕が誕生日を覚えているとは思ってもいまい。そう考えるとうきうきしてきた。
なべちゃんとは宿で落ち合うことになっていたので、ドアを開けてびっくりが手堅いように思われた。なべちゃんが部屋のドアを開けたらクラッカーでパンパンパーンとやりたいところだったけど、なんせドミトリーに泊まっていたので違う人が入って来たらとんでもない。宿の人に許可を貰い、ちょっと大人しく壁にメッセージと風船を飾る程度にした。仲良くなったネパール人のスディールさんと相談し、夜はスディールさんの家でパーティーをすることにした。男しかいないのは残念だけど、少しでも喜んでもらえればいいだろう。
ノアに付き合ってもらって、誕生日おめでとうポスターを作製。
ドミトリーに風船と共にかざってなべちゃんの到着を待った。驚いていたような、驚いてなかったような、、、ちなみに写真の人はなべちゃん。
スディールさんの家にて男だらけの食卓。
なべちゃん
「誕生日おめでとう!」
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