カヤックの技エスキモーロールとネパール3泊4日のボテコシ川カヌーツアー

10日。短いようで長い。むしろ無駄には出来ない充分な時間。

3月24日に中国の昆明からネパールのカトマンズに飛んだ。友人のなべちゃんが日本から遊びに来てくれる日が4月3日。それまでの10日の日々をどうやって楽しむか。初めはランタン渓谷に7日間のトレッキングに行こうかと思った。しかしなべちゃんが来た後に共にトレッキングに行くことは確実であったし、チベット走行で見えない疲れが溜まっている身体には休息が必要であった。そこで、兼ねてから思いを馳せていたヒマラヤの川をのんびりカヌーで下りたいと思った。

川下りが好きで好きでしょうがない。19歳から始めた川旅はもう8年目となる。日本では北海道の釧路川から熊本の川辺川・球磨川まで全国津々浦々の川を青春18切符で巡った。在学中にちょっと羽を伸ばしてニュージランドのランギタイキ川・モハカ川を、今回の世界一周ではカナダのユーコン川を訪れた。

カヌーに荷物を積み込み、流れに身を任せて川辺でキャンプをする生活。釣りをして魚を食す。川のせせらぎに耳を傾けて本を読む。焚火を囲んで炊飯する。星を眺めながら想う。自然と一体になったような気になれる川での生活が大好きである。そんなことが出来る川がないかとカヌーを扱っているカトマンズの代理店を訪れた。

話を聞くうちに気付く。彼らが扱っているのは僕が求めているようなのんびりカヌー旅ではなくて、よりエキサイティングに遊ぶカヤック。川の中で流れの激しい部分を瀬と呼ぶのだけど、その瀬が3~5級あるような急流の区間を選んで下る。カヤックに荷物は載せないので、ラフトが付き添って荷を載せて一緒に下っていくか、拠点を設定してそこに日帰りするというもの。求めていない旅になりそうな気配がむんむんしたけど、いかんせんカヤックに乗ったことがなく、川好きを称しているのに食わず嫌いではどうしようもないと思い3泊4日のボテコシ川ツアーに参加した。4日分の食費・宿泊費・カヤック装備レンタル費・マンツーマンガイド等全込みで155ドル(約13000円)だった。

僕が使っていた空気を入れて膨らませるダッキーを呼ばれるカヌーと今回使うカヤックの最も大きな違いは、オープンデッキかクローズドデッキか、だった。オープンデッキのカヌーがひっくり返った場合(沈という)、僕はカヌーから投げ出される。その場合はひっくり返ったカヌーを再びひっくり返して乗りこめば良い。今回借りたクローズドデッキのカヤックが沈した場合、カヤックと僕は一体になっているので、エスキモーロールという技を使って自らの身体と共に地上に向かって反転させる必要がある。僕は兎に角この技を身につける必要があった。

カヌーで慣らしているからすぐ出来るようになるだろうと思っていたエスキモーロールは思った以上に難しく、またヒマラヤの水が冷たくて連続して練習出来ないという要因も相まって、習得までに時間がかかった。一応出来るようになったけど、流れに揉まれつつ確実に成功するというレベルまでは行かずに4日間を終えた。半日は練習ではなく川下りをしていたので川旅は楽しめたけどね。ただ、やっぱり僕は激流を下るよりはのんびり川と戯れる移動生活の方が好きだと確認したのだ。

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カトマンズから見て北東に位置するボテコシ川。防水カメラがなかったので下っているときの写真がないことが残念。川沿いに住む人の生活の模様が見れることが最大あの楽しみ。ただ川で洗濯していることを含めて排水が流れ込んでいるので、川の水は汚い。

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泊まった場所は川沿いにあるコテージ。卓球台とビリヤード台があって、川下りしていないときはそれらを楽しんでいた。

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ご飯。奥はオーナーの友人のイギリス人。

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みんな自由。

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ツアー参加者は僕の他にも数人いたけど、それぞれガイドがついて別内容。

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エスキモーロールの練習を併設しているプールでやるときもあった。水は川から引いているので汚い。

出来たてほやほやのエスキモーロール。こんなんを練習していたということで。

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僕の左隣がガイドのアッグ。他のスタッフとも卓球やビリヤードをしたりで仲良くなった。楽しい4日間をありがとう。

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