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ネパール 現在地

ネパールポカラの床屋で散髪:115円で髪を切ってみた

投稿日:2011年5月2日 更新日:

旅を始めてから419日目。

ネパールの首都カトマンズから第二の都市ポカラに移動して7日目。共にエベレストを散歩したなべちゃんが帰国し再び1人となった。だが寂しさはない。1ヵ月弱の時間を日本から来た友人と過ごし、孤独感はリフレッシュである。ずっと誰かといるよりも、ずっと1人でいるよりも、その2つが良い按配で混ざるのが旅に変化があって楽しいように思う。一緒に山に籠もれて良かったなあ。

ポカラに来て髪を切った。なんで海外で髪を切るのはこんなに緊張するのか。蓋をあけてみてびっくり、という恐怖は拭えなくて、日本人の心優しい美容師の旅人の人と会えないかなといつも願っている。1年数ヵ月旅していて日本人美容師に出会えたのは2回。1回目はチリで出会って前髪を切ってもらった。2回目はタイで助けた女の子がそうだったけど、ハサミを持ってきていないので切ってもらえず。美容師に出会って切ってもらうという僥倖などそう頻繁には起こらないのだ。仕方がないのでネパールで切ることにした。

ポカラではそこらじゅうに床屋があり、その1つに決めた。本当に大丈夫か、というやり取りを経て、散髪屋の親父に「気に入らなかったらタダでいい。」とまで言われたのでトライ。霧吹きで髪をぬらし、親父の脂ぎった手で髪をくしゃくしゃされる。気持ち悪い。髪を切ってゆくハサミからは錆びた鉄の臭いが香っている。親父の体臭と錆びた香りのコラボレーション。こりゃたまらん。しかし、髪を切る親父の顔は真剣そのもので、なかなか頼もしい。ネパールで散発していることをしみじみと感じつつ、切り落とされていく黒い束を眺めていた。20分程で第一フェーズ終了で、髪型チェック。お、意外に悪くない。100ルビー(約115円)にしては上出来である。

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この親父に切ってもらった。

ポカラは湖畔で栄えている街で、カトマンズと比べて空気がきれいで静か。ゆっくりするにはこっちのが適している。本を読んだり、次に行く場所を調べたりとのんびり構えていた。この夏にどこに行くか検討した結果、中東は不穏だし、アフリカよりはヨーロッパの方が季節が適しているのでヨーロッパ方面が有力。物価が高いことはもはや確実なので、家に泊めてくれるような方を紹介してもらえると非常に助かります。

体力気力が回復したので、今日から8日程かけてアンナプレナベースキャンプまで登る。行ってきます!

この1週間で読んだ本たち。おすすめは「8000メートルの勇者たち」。山好きなら是非。ヒマラヤの近くにいるからより臨場感を持って楽しめたのかもしれない。山田昇という登山家についての話。彼のwikiはこちら。気に行った部分を引用すると、

・人は誰でも一人で生きているのではない。好きで山に登っているにしても、一朝コトがあれば、周りに大きな影響を及ぼさずにはおかない。それでも登る。なんと業の深いことかと思う。(p222)
・自らをより苛酷な世界に投じ、壮絶な戦いの末に勝利しても何も得られない。敗れれば自らの生命を奪われる。そんな無償の戦いの中に、登山家は見果てぬ夢を描き続ける。追い求め続ける。(p236)
・1つの夢を果たせば、また次なる夢がより大きく、より高く、より困難にたちふさがり、彼らの前に聳え続けたに違いない。安らかに眠れ、8000メートルの勇者たち。(p236)
・死、に対して、あるいは不本意にも死んでしまった者に対しての軽率な批判・批評は、厳しい山登りをし、山を知っている者からのものであるならば傲慢にすぎる。極端に言えば、生きていることのほうが、ずっと傲慢、不遜かもしれないのである。(p217)

素人が読んでも写真の技術向上にはならないように思う。ただ、写真に対する心構えはそういうものかと思わされた。誤魔化されそうになる話口調の中に本質がちらり。入り込んでいくことが大切。
生きるヒントを、少しもらった。思っていることを、言葉として読むことには意味がある。、それで思考が整理される。自分で自分の言葉として見つけられればいいけど、ときには手助けしてもらってもいい。前向きなことばかり書いてある人生の本よりはずっと好き。
太田 満夫
光村推古書院
発売日:2002-10

ネパールの写真。行ったところも行ってないところも勿論ある中で、見ると行ってみたくなる場所も多数。人の写真が多めである。なかなか。
ポカラのペンギンゲストハウスに置いてあったので、久しぶりに読みなおした。2度目となる。日本に大地震が起きて、、、という漫画。日本の大地震から津波の後に見たからか、前回と印象が違った。今回の地震から富士山が噴火、なんていうこの漫画のシナリオは現実にあり得たのだろうか。興味深く読み直した全10巻。
日本の登山史に山田昇がいたことを誇りに思う。ほんと、すごい。この本では彼があまり知られていない、と書かれているが、実際はどうなんだろう。ヒマラヤの山々が眺められえるネパールのポカラで読めたのが感慨深い。

「1つの夢を果たせば、また次なる夢がより大きく、より高く、より困難にたちふさがり、彼らの前に聳え続けたに違いない。安らかに眠れ、8000メートルの勇者たち。」(p236)

336×280

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-ネパール, 現在地

執筆者:


  1. タケ より:

    ラオスで髪を切ってもらったときは、店構えは日本のおしゃれな美容室なのに、切り方は自分が子供の頃の床屋スタイル。ラオスの最先端は日本の20年前でしたw

    さて、ヨーロッパには行ったことないですが、カウチサーフィンを利用するのはどうですか?
    サイトに登録している個人宅に泊めてもらうマッチングサイトです。
    評判は様々なんで、時間あるときにでも調べてみてください。

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