「ベトナムってどうよ?」
って聞いてみた。
多くの日本人の答えが、ご飯が安くて美味しい、雑貨がおしゃれで可愛い、でも、、、ベトナム人がねえ、、、ぼってくるのが腹立たしいんだよね。
隣でベトナム人が50円で買ってるものを80円で売ってこようとする。隣で50円で売っているじゃないか、と言っても80円からまけることはない。外国人は金持っているんだから多く払うのは当然だと思っている。それがあまりにも露骨で嫌なんだよね、みたいな話を聞いていた。入国前はなんとなく印象が悪かったベトナム人。これは行ってみて覆されることになる。身をもって体験しないと分からないことはいっぱいあるのだ。
過去最高の入国初日、で書いた後もベトナム人による「おもてなし」は続いた。南のホーチミンから北のハノイをつなぐ大通りの1号線は流石にそういったことは少なかったけれど、それでも絶えることはなかった。その国の人とのふれあいこそ旅の醍醐味ってもんだろう。
自転車を走らせていると大声で呼び止められる。
共に食べ、共に飲み、共に笑う。心が豊かになる。
コーヒーを飲んで一休みしていると、店の人が声をかけてきた。「ご飯食べてく?」
自転車を走らせているときに目が合った。すると手招きしてくる。
ベトナム語とその日本語訳を書いたノートは重要なコミュニケーションツール。
お腹が減ったのでレストランに入った。ちょうど従業員たちのお昼の時間だった。「ここで一緒に食べていけよ!」
グラスを掲げた若者が会釈をしてくる。これは自転車を止めて行くしかない!
レストランに入ってフォー以外のものを食べようと必死に拙いベトナム語を話す。すると席を指さしてここに座れ、と。その席があるテーブルでお店の人達がご飯を食べていた。「幾ら?」と聞く僕。そんなのいらないわよ、と胸の前で手を横に振るおばちゃん。
多くの日本人から聞いていた、ベトナム人はぼってくる、という話。ぼられた、と思うことは一度しかなかった。それはいつも10000ドン~20000ドン(約90円)で食べているフォーを25000ドン(約115円)と20000ドンの壁を越えて売られたときだけ。
ほとんどの場合にメニューがないベトナムではいつぼられているか分からない。実際は気付かなかっただけかもしれない。でも、この優しさを味わったらベトナム人の悪いところが一番始めに口に出ることはない。
「ベトナムってどうよ?」
ベトナム人が素敵な国だよ。
それはチャリだからというのもあるかもしれないけど、やっぱりたかさんだからじゃないですか?他の人のブログ見てると「インド人うざい」「タイ人しつこい」って書いてあり寂しくなりますが、たかさんは人との出会いを大切にしててブログ読んでてほっこりします。これからも良い出会いを!
あ、ランキング一位おめでとうございます!