11時くらいに、午前中の一漕ぎを終えて、昼寝をした。屋根がある休憩場所のようなところで横になってすやすやと。さて、出発しようかと起き上がると、隣の家屋からお爺さんが顔を出して手招きしてくる。どうしたもんかとお邪魔すると、そこには2人のお爺さんと2人の40歳くらいの男、その内の1人の後ろに2人の子供がいた。隣の部屋で奥さんと思われる女性が2人、何か手仕事をしていた。
男たちは円になって談笑しており、奥に座るビール係の男がビアラオをコップに注ぎ僕に渡してきた。それは細かな傷がついた100均で売っているようなうす汚れたコップだったが、入っているビールはそれなりに冷たかった。僕は特に嫌悪感を抱くこともなく、ぐいっと一杯頂く。うまい!
彼らはラオス語で話かけてくるが分からない。一生懸命ボディランゲッジでやり取りをする。その間、その1つのコップにビールが注がれ、順番に1杯ずつ飲んで行く。何度か僕も頂き、3本目の瓶は僕が支払った。
彼らが話していることはさっぱりわからないのだが、たまに僕に話が振られることと、ビールが回ってくることが、輪の中に受け入れられている感じがして心地よかった。結局小一時間くらい彼らとの空間を楽しんだ。
1つのコップで回し飲みするのも乙である。親しき友と語らいながら一杯やりたいと思った。
コメントを残す