ラオス自転車一人旅

ラオスに入った途端に景色が変わった。求めていた風景があった。それまでタイで走っていたバンコクからの国道は、車の走行車数が多く、空気は排気ガスで塗れ、道沿いには何もなかった。味気なさすぎてうんざりし、電車で飛ばすことにした。

この選択は間違ってなかったと思う。周りにはちょくちょく小屋のような家がある他は何もなく、道には牛や山羊などの動物が横切り、雲がかかった青い空が広がる風景は、都会の混雑した道路で荒んだ僕の心を癒してくれた。

めっきりと減った車の数に反比例するように増えた自転車とバイクの割合。子供が身の丈に合わない大人用の自転車を、座ることが出来ないから立って漕ぐ姿。自転車に乗っている学生が、バイクに乗っている学生の肩に捕まって引っ張ってもらっている姿。野菜を持ったおばあちゃんをバイクの後ろに乗せる40歳くらいのおっさんの姿。

なんだか懐かしく微笑ましい彼らは、僕に気づくと挨拶をしてくれる。カンボジアの田舎道を走ったときも同じように挨拶をしてくれたが、その多くは子供だった。ラオスでも子供が声をかけてくれることが多いのだが、学生もおじさんもおばさんも、おじいさんもおばあさんも皆が声をかけ手を振ってくれる。

田舎道を走ってないからかもしれないが、タイで声をかけてくる人はいなかったので、カンボジアでの感覚も忘れており、なんだかじーんときた。微笑みの国タイの人達は面と向かい合ったときに受け入れてくれる感じだったが、癒しの国ラオスの人達はそこにいるだけで受け入れられている感じだった。温かい人ばかり。

楽しめる予感がぷんぷんする。そんな始まりだった。

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休んでいけと手招きされたので、一休みさせてもらった。こういう小さなことの積み重ねで国の印象って決まるんだよなあ。

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最後に沈みゆく夕日。







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    管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。