カンボジアの田舎で15ドルの高級ホテル[自転車旅]

R4019020街の外れにちょっと似つかわしくない高級ホテルがあった。ここ数日の安宿の寝心地が非常に悪かったので、値段だけでも聞いてみようと思いロビーに赴いた。

あら、、、

泊まれなくもない値段だぞ。

もちろん痛い出費になることは間違いないのだが、連日の寝不足と明日のタイへの国境越えを考えると、泊まりたいという気持ちが大きくなってきた。

畳みかけるように、冷房付、朝食付、free wifi(無線インターネット)付、という嬉しい条件が並ぶ。えーい、泊まってしまえ、と宿泊を決めた。

ここ数日は宿の選択肢がなかった。60km~80km毎に宿が一つしかないため、そこに泊まらざる負えなかったのだ。野営が出来る場所がなくはなかったけど、地雷がある可能性も100%否定出来ない国だし、汗による体の不快感が大きく、シャワーを浴びたかったので宿に泊まっていた。

宿は6ドル~8ドルだったが、どうしようもないレベル。まず、暑い。扇風機があるところもあったが、音がうるさく、寝るときに回しているとずっと体に当たり寒い。さらにやっかいなのが、蚊。隙間から蚊が入ってきて眠っている間にどんどん刺す。一度目覚めると痒くて寝付けない。カンボジアに入ったとき一緒に旅をしていたオーチさんがくれると言っていた蚊取線香を、受け取っておかなかったことを激しく反省。

暑いので水しか出ないのは百歩譲っても、シャワーの水がちょろちょろしか出ないのは頂けない。どうして洗面台の蛇口の方の水圧が高いのか。わざとシャワーの水の出を悪くしているとしか思えない。さらに、なぜかカーテンが透けるためプライバシーがない。

値段は安いが、内容はさらに悪い。自転車の旅は普通の旅人が行かないような辺鄙なところに行くことが多く、そういったところは競争の原理が働きにくいので、割高に感じる宿によく出会う。そういうときはキャンプするのだが、アジアはそううまくいかないようだ。

そんな中、ふらりと入ってしまった高級ホテル。蚊はいないし、冷房利いてて涼しいし、シャワーに勢いがあるし、部屋もベッドもトイレもきれいだし、最高の気分だった。部屋でつながると言っていたwifiがつながらなかったのが残念だけど、御愛嬌ということで部屋に引き籠り読書。

こんな大満足だった高級ホテルは

15ドル

でした。

このくらいの贅沢いいでしょ。

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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。