チリのビーニャにいるあたりから悩んでいた。南米大陸をどこいらで切り上げるか。
もともとの予定ではボリビアまで北上し、ウユニ塩湖を自転車で走って終わりにしようと考えていた。しかし旅をしている最中におすすめされて行きたくなった場所がイースター島。モアイで有名なチリの島である。会う旅人が口を揃えてお勧めするものだから、心が揺れていた。イースター島を南米大陸の締めにしようかと。
チリの首都のサンティアゴから往復航空券が40000円程。シーズンオフの価格だからだけど、もっともっと高いものだと思っていただけに、行けちゃうな~、なんて思っていた。せっかくサンティアゴの近くにいるしどうすっかなんて考えていたときに、一緒に行こうかという話が出る。
それ、悪くない。行く。という結論に達してチケットを改めて見てみると、安いチケットは2週間後より。待てば安くなるチケットをすぐ買う程急ぐ旅をしていないので、この2週間をどう使うか。じゃあ、この時間でウユニ塩湖をチャリで走れば良いんじゃん。
ちなみにサンティアゴ→イースター島のチケットはラン航空のHPより買える。ランチリのHP(スペイン語)で買わないと価格が高い。が、ランチリHP購入のチケットはチリ人価格なので、それが必ず使える保証はない。
それでウユニ塩湖を自転車で走るって決めたものの、自転車でそこまで行っては間に合わないので、ビーニャよりバスで移動。カラマを経由し、ボリビアのウユニという町へ。カラマとウユニ間のバスが週4便なので、行きと帰りの便の状況によっては行けなかったのだが、運良く良いタイミングでバスがあった。
海抜0m付近から標高4000m近くへのアップなので、カラマで2泊し、高山病対策してウユニへ。町の感じも人の顔つきも大きく変わり、数年前に行ったペルーを思い出した。物価もぐっと落ちた。
ウユニに着いたのは夕方で、食糧や地図を準備。高山病の軽い症状が出たので、町歩きもほどほどにして就寝した。
チリのカラマからボリビアのウユニまでの標高3000~4000mで見える風景はこんな感じ。チリとボリビア間は宝石の道と呼ばれるところを本当は走ってみたかった。悪路だが美しい道、と言う評判の一方、悪路だからこそより一層美しく感じる道、という意見も。また機会があれば来よう。
バスに自転車を積む。後ろの2人分の座席スペースに5台もの自転車が積まれている。
国境から走ろうという4人のサイクリスト。ここから走り始めるのは登りを減らすため。
屋台が増える。おばちゃんの顔や服装がペルーを思い出させるのだ。
スパゲッティも袋詰めではなく計量売りになった。値段も安くなった。
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