車があまり走っておらず、主な移動手段はバス、自転車、馬車、など。夜になると町は暗くなり、電気を多く使っている様子もない。家は老朽化しても使い続けており、建て替えは少ない。見える風景の中に農業と畜産が関わっていることが多い。単純に貧しいという部分もあるが、キューバは環境に優しい国だと感じた。その点においては他の国と大きく異なる印象を持った。
逆の見方をすれば、車が自由に買えない、家の売買が許されていない、等の国による制限があるから、この状況が生まれている。またアメリカによる経済制裁によって食糧不足が起こったから、政府主導で農業開発に力を入れて自給率を上げたという歴史がある。
環境問題に喘いでいる先進国諸国がキューバを参考にし、似たようなことが出来るかと言えば難しそうではある。さらに、住んでいる人がこの状況をどう感じているかは別問題なのだが、ただ地球環境が世界的に問題となっている中で、1つの興味深い国だと思った。
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