考えてみれば、キューバについて何も知らなかった。社会主義というイメージのみで行ってみたいという想いが先行して興味があり、カストロが在命のうちに行かねばと考えていた。中南米から旅を始めた1つにキューバがあった。
2010年1月10日にメキシコからキューバに飛び、1月22日まで身を置いた。首都のハバナに訪れてみると、思った以上に物が溢れていて驚く。原宿の竹下通りのような人込みの通りに入ると、左右に様々な店が並んでいる。人々はそこでお金を支払って買い物をしており、それを見る限りでは日本を含めたその他資本主義の国となんら変わらない。
キューバには人民ペソとcucという2つの通過が流通しており、簡単に言えば人民ペソが現地人用、cucが観光客用らしいのだが、現地人もcucを使って買い物しているし、観光客も人民ペソで買い物出来る。
「平等」や「配給」がキーワードだった気がするが、社会主義ってなんだったっけ?人々の身なりを見ても、同額の所得とは思えなかったし、一番初めの大きな疑問だった。
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