リロングウェの安宿と最貧国マラウィの経済力

首都のリロングウェにやってきた。そこは今までのマラウィの街と比べると都会であった。大型スーパーや銀行が幾つも並び、ショッピングモールもある。それらが集まる中心部から少し離れると、そこは首都とは思えない様相だった。

ダウンタウンへ向かう際に通る交通量の多い橋がある。その下の川では多くの人が体を洗い洗濯をしている。橋の付近に集積している汚い食堂群の手前にはごみが積っており、衛生面に不安を感じるそれらの食堂の価格は非常に安い。

橋を渡った道をまっすぐ歩いていくと、左右には家電の店が多い。これらは今までの湖畔の街では全然見かけなかった。皆、リロングウェに買いにくるのだろう。右手にあるモスクを過ぎると段々さびれてゆく。橋から2kmも歩かないうちに、だ。

これまでに回ったアフリカの国々で最貧国なのは間違いない。感覚的にはモーリタニアとどっこいどっこいかそれ以下。気になったので久しぶりに世界のネタ帳を開き、モーリタニアのときと同様に経済データを調べてみた。

一人当たりの購買力平価換算のGDP(USドル)の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳 一人当たりの購買力平価換算のGDP(USドル)の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳

1人あたりの実質購買力ベースのGDPをモーリタニアと比べてみると半分以下。これには驚いた。サハラ砂漠に囲まれた苛酷な環境のモーリタニアとそこまで差があるとは!!ただ、実際の豊かさはとんとん、もしくはマラウィのが上かもしれない。ほとんどのものを輸入に頼らざる負えないモーリタニアと比べて、自国で米やフルーツなどが採れるというのは恵まれている。収入が低くても、物価がさらに安いのだ。

首都リロングウェに3泊し、ザンビアを目指した。

<リロングウェからザンビアとの国境までの写真>

マラウィリロングウェ (33)
レストランで食べたビーフカレー。600クワチャ(約180円)。

マラウィリロングウェ (32)
いろんな国で見かけるゲーム。

マラウィリロングウェ (29)

首都だけど、路上マーケットが主流。

マラウィリロングウェ (28)

モスク。イスラムの人はあまり見かけなかったけどな。

マラウィリロングウェ (27)

バスターミナル付近の込み具合。

マラウィリロングウェ (26)マラウィリロングウェ (25)

セブンイレブンが、パン屋と肉屋。

マラウィリロングウェ (24)

日本で撤去されたと思われる自転車が売られている。ちゃんと防犯登録されているよ。

マラウィリロングウェ (23)

新市街とダウンタウンをつなぐ橋から見た風景。人々は体を洗い、洗濯をする。川は汚い。

マラウィリロングウェ (22)

橋の先のごみの溜まり場。この奥が安食堂群。

マラウィリロングウェ (20)

中の様子。なんだかんだ安いのでよく来ていた。お腹を壊すことはなかった。

マラウィリロングウェ (19)

泊まっていたのはバスターミナルから徒歩10分ほどのクラウンロッジ(Crown lodge)。

マラウィリロングウェ (18.5)

右端が僕のテントで500シリング(約150円)。左に見える常設テントは700シリングで電気とコンセント付。2012年5月。

マラウィリロングウェ (18)

チャイニーズショップ。

マラウィリロングウェ (17)

スーパーの中の品ぞろえはマラウィの他の街を圧倒している。

マラウィリロングウェ (16)

多くは南アフリカから輸入しているようだ。

マラウィリロングウェ (15)
マラウィリロングウェ (14)

贅沢にアイスたべちゃった。500シリング(約150円)あれば一食食べられるんだけどね。

マラウィリロングウェ (13)

リロングウェからザンビアを目指す。走り出した初日の宿は、部屋がしょぼすぎたのでテントを張らせてもらった。部屋は荷物置きとして利用。

マラウィリロングウェ (12)マラウィリロングウェ (11)

茹で卵は50シリング(約15円)。

マラウィリロングウェ (10)

マラウィと言えばデンマーク産のcarlsberg。マラウィの工場で作っている。

マラウィリロングウェ (9)
マラウィリロングウェ (8)

チパタ(Chipata)がザンビア側の街。

マラウィリロングウェ (7)マラウィリロングウェ (6)

2日目にザンビアまで行くことは出来たけど、クワチャが余っていたのでマラウィにて宿泊。

マラウィリロングウェ (5)

国境付近の街の宿。

マラウィリロングウェ (4)マラウィリロングウェ (3)マラウィリロングウェ (2)マラウィリロングウェ (1)

マラウィを予想以上に楽しんだ。ザンビアでは何が待っているんだろう。







古民家宿泊はじめました!

古民家タカハウスで宿泊事業をはじめました。良かったら遊びに来てください。語りましょう。ボードゲームやりましょう!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。