[キリマンジャロ登山]7.ツアー内容変更で難易度を下げる

2012年2月20日。キリマンジャロ登山マチャメルート3日目の夜。

夕食後のこと。提案があるんだが、、、とガイドのジェームズが切り出した。それは今後のスケジュールの話。

○当初のスケジュール
3日目 バランコキャンプ(3900m)<今ココ>
4日目 バラフキャンプ(4600m)
4日目の午前0時頃に出発して山頂(5895m)での御来光を目指す。
5日目 標高4000mあたりのキャンプ地
6日目 モシの街へ下山

今いる場所がバランコキャンプである。明日の夕方にバラフキャンプに着いた後、数時間の仮眠をして山頂を目指すというスケジュール。その後に4000mあたりのキャンプ地まで下るというのだから、明日明後日の2日間は相当ハードだ。最終日である6日目の行程は2~3時間で、午前中にはモシへ戻れるようだ。

ジェームズは僕らが疲れている様子を見て、当初のスケジュールは難しいと感じたのだろう。中国人のスーは高山病で相当しんどそうだったし、陽気なリリーも高山病により日中は口を聞かなかった。タケは腹痛に悩まされていた。腹痛も高山病の症状の1つらしい。かくいう僕には多少の頭痛があった。

そんな中でのジェームズによる提案は、、、

○提案スケジュール
3日目 バランコキャンプ(3900m)<今ココ>
4日目 カランガキャンプ(4000m)
5日目 朝早くに出発し、山頂を目指す。下りてきて、バラフキャンプ(4600m)
6日目 モシの街へ下山

当初のスケジュールと提案スケジュールの違いは、簡単に言うと4日目を休息日にするというもの。行動時間を短くして宿泊地の標高を下げることで、体調を整えて高所順応しようと。5日目がハードな行程になるが、当初のスケジュールでも4・5日目はハードなのである。僕ら4人はその提案を受け入れることにした。登頂する可能性を少しでもあげたい。その心は同じ方向を向いていた。

当初のスケジュールと提案スケジュールで様相ががらっと変わったのは、御来光を見られなくなったこと。ただ、御来光にこだわりのないメンバーが揃っていたのは良かった。実際のところ、僕は御来光を見るために行程がタイトになり過ぎていると感じており、デフォルトのスケジュールが疑問だった。

4日目に朝から夕方まで歩いた後に、バラフキャンプ(4600m)で仮眠をとって深夜に出発。山頂で御来光を見た後に下ってきたバラフキャンプで再び仮眠をとって、さらに下るのだ。御来光のためにちょっとやり過ぎなんじゃないのって。デフォルトのスケジュールで山頂を日中に目指すようにする方がよっぽど登頂率が上がる気がする。4日目にバラフキャンプに泊まり、5日目の日中に山頂へ行き、再びバラフキャンプで宿泊。んで6日目に下山。これがいいんじゃないの?

今回の僕らはジェームズの提案スケジュールを受け入れ、4日目はカランガキャンプ(4000m)を目指した。これはマチャメルート7日間コースの欧米人と同じスケジュールで、ずっと一緒に動いていた彼らとカランガキャンプで再会。ただし7日間コースの場合、5日目はバラフキャンプへ行き、その深夜に御来光を見るために出発する。御来光を見るなら7日コースだと無理がないと感じた。

そんなわけで僕らの4日目は休息日となり、行程も3時間くらいだったと思う。昼頃にはカランガキャンプに着き、ゆっくりと休んだのである。


今日は割とスムースに出発。それでも予定よりは遅れているけど。


宿泊地の標高はほぼ同じだけど、一旦上がって下がるのが本日の行程。


雨対策をして進む。


下った先がカランガキャンプだ。


お昼頃には到着。


お湯の使い方を発見。頭を突っ込む、と。


ちょっと昼寝してテントから這い出ると、青空。


高山病の症状なし!


仲良くなった7日コースの欧米人。いっぱい元気をもらった。

メルー山が見える。

キリマンジャロ登頂への道

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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。